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Tシャツプリント方法(インクジェット、シルクスクリーン印刷)
はじめてガイド

インクジェットプリント(DTG)とシルクスクリーン印刷の違い【Tシャツプリント】

投稿者: • この記事を読むのに必要な時間:6分

Tシャツプリントにおすすめの印刷方法は?

ネットショップでオリジナルプリントのグッズを販売してみたいとお考えの方や、オリジナルTシャツを作成しネット販売してみたいとお考えの方なら、顧客が満足する品質と実際に運営して利益が生まれるコストパフォーマンスを両立させたプリント・印刷方法を利用することはビジネスの成功に必須です。

オリジナルTシャツの作成・販売に利用可能なプリント・印刷方法は多数存在しますが、その中でも最も一般的な印刷方法が今回ご紹介するインクジェットプリント(DTG)とシルクスクリーン印刷(シルク印刷)です。今回は人気のTシャツプリント方法、インクジェットプリント(DTG)とシルクスクリーン印刷(シルク印刷)の違いをわかりやすくご紹介し、オリジナルグッズのプリント・作成・販売でどちらのプリント方法を選ぶべきかをわかりやすくご紹介します。

ご要望の多かった、昇華プリントも含めたTシャツプリント方法比較記事もご用意。インクジェットプリント、シルクスクリーン印刷、昇華プリントの違いをわかりやすくご紹介しています。

例えば、オリジナルTシャツを1枚から作成する際にどちらのプリント方法がいいのかなど気になる質問が存在するはずです。

小難しい説明に入る前にまずはPrintfulのアメリカ、シャーロットにある印刷工場の製品マネージャー、Chad(チャド)が教えるプロの視点からのインクジェットプリント(DTG)とシルクスクリーン印刷(シルク印刷)の違いのガイド動画をぜひご覧ください。(英語のみ)

シルクスクリーン印刷(シルク印刷)とは?:プリントの仕組み

シルクスクリーン印刷(シルク印刷、シルクスクリーンプリント)はメッシュ状の製版 (孔版、シルクスクリーン)を利用してインクを直接Tシャツ等の生地に刷り込んでいく印刷方法です。まずはインクをデザインが決まった製版に流し込むと、メッシュ状の製版の穴の空いている部分(デザインとしてプリントがされる部分)にインクが浸透し、デザインの形を生み出します。次にメッシュの製版(シルクスクリーン)にインクが浸透したらスキージと呼ばれる窓拭きワイパーのようなゴムのヘラを利用し、メッシュの製版を生地に押し付けながらスライド移動させます。生地全体に製版を押し付け終わるとメッシュの製版から滲み出たインクが生地に綺麗に押し出されて印刷がされるという仕組みです。

プリント技術が発達する以前はこのシルクスクリーン印刷(シルク印刷)はオリジナルグッズ等にプリントが行える唯一のプリント方法で、ロゴ入りのプリントTシャツを大ロット注文する際などに広く利用されてきました。

シルク印刷-仕組み

シルクスクリーン印刷(シルク印刷)はそれぞれのデザインの要素ごとに、異なる製版を利用する必要があります。また、一度に一色のプリントに限定されるので、デザインに複数のレイヤーが含まれている場合はレイヤーごとにプリントをする分、プリントが完了するまでの時間が長くかかります。

シルクスクリーン印刷(シルク印刷)におすすめのデザインは?

シルクスクリーンプリント(シルク印刷)は多くの場合シンプルなデザインで、使用する色が少ない際に有効なプリント方法です。手間はかかりますが、細部までディテールにこだわったタイポグラフィーや、ドローイング、シェイプ、シンボル等のデザインをすることも技術的には可能です。

シルクスクリーン印刷(シルク印刷)はネットショップ運営・ネットビジネスに向いている?

シルクスクリーン印刷(シルク印刷)は上記でご紹介の通り、シンプルなデザインで単色のソリッドカラーを利用したデザインをプリントする際に適しています。ただ、複数の色を利用したカラフルなデザインをプリントしたい際などではコストパフォーマンス等を考えると良い選択ではありません。

シルクスクリーンプリント(シルク印刷)のデメリットは事前に多額のプリント用製版への投資が必要で、実際に製版を作成し始めてから商品をプリントできるようになるまでに長い時間がかかる点です。

また日本でオリジナルグッズのプリントを提供している多くのプリント業者では、必要な最低注文枚数(5枚から100枚)が設定されていたり、1枚からプリントOKと謳っているプリント業者でも1枚限りの注文ではかなりの高額料金(3000円から10000円)が設定されているケースがほとんどです。プリントの1枚あたりの価格を抑えたいからと、大量に注文をする際には、プリントしたオリジナルグッズが不良在庫となるリスクがあり、結果的に家やオフィスに売れ残った商品の在庫が山積みとなる可能性が付きまといます。この問題は特にネットショップを開業・運営し始めたばかりの方や、新たなデザインを試験販売したい際などに大きなデメリットとなり得ます。

注文したTシャツ等のプリント商品の価格は、デザインをプリントする際に使用する色の数と、シルクスクリーン印刷(シルク印刷)利用時に使用する製版の必要枚数によって大きく左右されます。このことから、多くのプリント業者で表示されている価格は最低価格であり、実際の支払い価格はわざわざプリント業者にデザインを入稿し、別途見積もりを出してもらわないといけないケースがほとんどです。

また、いくつかのプリント・印刷業者では、各カラーごとに別々のレイヤーを作成してデザイン入稿をすることを要求されたり、デザインをプリントする際に利用するインクの色コードの詳細を別途求められることも発生します。このように、注文時にプリント業者との細かいやりとりが発生するので、デザインを簡単に入稿して商品をプリント・作成したい方にはシルクスクリーン印刷(シルク印刷)は向いていません。

また、環境に配慮したブランドの運営をしている方にも的確な選択とは言えません。シルクスクリーン印刷は大ロット注文に合わせたプリント方法である為、商品を作りすぎる可能性があります。仮に売れ残ってしまった場合は、廃棄処分され、焼却や埋め立てでの処分は環境汚染の一因ともなります。

更にシルクスクリーン印刷ではプリント時に大量の水を消費する他、生分解をしないプラチゾールインクが使用されているケースも。現在大きな社会運動となっているサステナブルなファッションを取り入れている方であれば、シルクスクリーン印刷は避けるのが無難な選択です。

インクジェットプリント(DTG)とは?:プリントの仕組み

インクジェットプリント(DTG – ガーメントプリンター)は、名前の通りインクジェットのプリント技術を利用し、Tシャツに直接インクを吹き付ける方式です。この印刷方式はTシャツに限らず通常の紙媒体の印刷で広く利用されています。ガーメントプリンター(DTGプリンター)とも呼ばれる衣類専用の特殊なプリンターを利用すると、衣類にデザインを直接プリントすることが可能です。紙にインクでプリントがされるのと同様の仕組みで、衣類の生地にプリントが施されるという初心者にもわかりやすい大変シンプルなプリント方法と言えます。

ダイレクト印刷-仕組み

インクジェットプリント(DTG)におすすめのデザインは?

インクジェットプリント(DTG)は色の選択肢が豊富なプリント方法なので、写真等の風景画像や、細部までディテールにこだわったデザインのプリントも色数の制限なく行うことが可能です。例えばオリジナルのブランドで新たなデザインで新商品を販売したい際や手軽に新色商品を追加してみたい際などに、このプリント方法は大変便利と言えます。

インクジェットプリント(DTG)はネットショップ運営・ネットビジネスに向いている?

インクジェットプリント(DTG)はオリジナルグッズを実際に顧客に販売する際に最も簡単でスムーズな方法と言えます。

オンデマンド印刷(プリント・オン・デマンド)の仕組みを利用すれば、受注生産のシステム、顧客から注文が入った際のみ商品がプリント・製造されるので、事前に大ロット注文をする必要がありません。

インクジェットプリント(DTG)はデザインの全てを一度にまとめてプリントすることが可能です(ただし、暗い色の生地に印刷を施す際は白インクで下地レイヤーをまずプリントする必要があります)。インクジェットプリント(DTG)で利用されるガーメントプリンターには利用可能な色数に制限がありません。実際に商品をプリントする際に長い時間をかけてプリント用の製版等を準備する必要がないので、一度デザインデータを入稿すれば、注文した商品がガーメントプリンターですぐにプリントされます。

このプリント方法を利用してオリジナルTシャツ等を作成・販売する場合は、無在庫販売のシステムなので損失のリスクを避け新たなデザイン、新商品を気軽に市場に投入することが可能です。仮に売上が思わしくなくても、ショップのラインナップから削除するだけでOKなので、手軽に販路の拡大を試すことが出来ます。

次にインクジェットプリントでは環境に更に配慮したサステナブルなビジネスモデルの運営が可能です。実際に購入者が商品を注文した際のみに商品にプリントがされる為、在庫過多になることがなく、売れ残りの在庫を処分したりする必要がないのは大きなメリットです。

更にインクジェットプリント(DTG)は最新の印刷技術であるゆえ、業界全体の環境面での配慮も進んでいます。一例としてPrintful(プリントフル)と印刷機器面で協業を行なっている企業のKornit(コーニット)では、販売するプリンター向けにほとんど廃棄用水を出さず、省電力、二酸化炭素排出量を削減した技術を採用しています。環境保護に向けた運動が活発な現在、こういった環境面に配慮をした「サステナブルファッション」の流れを取り入れることは、消費者からも好感触を受ける決断と言えます。

インクジェットプリント(DTG)とシルクスクリーン印刷(シルク印刷): Tシャツプリントに適しているのはどっち?

インクジェットプリント(DTG)とシルクスクリーン印刷(シルク印刷)はどちらも高品質のプリント方法です。主な違いが冒頭でご紹介したプリント方法の仕組みの違いとコスト面です。インクジェットプリント(DTG)は紙のプリンターと同じようにインクをスプレーのように吹き付け、シルクスクリーン印刷(シルク印刷)では生地にインクをレイヤーのように押し付ける技術を利用しています。またインクジェットプリント(DTG)ではオンデマンド印刷が利用出来る為、受注生産方式で商品を1枚からプリント、ドロップシッピングで販売する際に便利、シルクスクリーンプリント(シルク印刷)では大ロット注文でプリントする際に有効なプリント方法です

まだどちらのプリント方法を利用するかお悩みなのであれば、こちらの比較チャートをご確認ください。:

 シルクスクリーン印刷(シルク印刷)インクジェットプリント(DTG)
高品質なプリントが出来るか⭕️⭕️
詳細までこだわったデザインのプリント出来るか⭕️
無制限に色が利用出来るか⭕️
最小注文数に制限があるか(1枚から注文不可か)⭕️
オンデマンド印刷(受注生産)に対応しているか⭕️
大量注文に向いているか⭕️
事前に資金投資が必要か⭕️
環境に配慮したサステナブルな選択か⭕️

比較チャートを見ると分かる通り、金銭面以外にもビジネス、デザインの内容などでおすすめのプリント方法は変動します。

また、Tシャツをプリントする際の仕上がりは、生地の違いにも大きく左右されます。綿、ポリエステル、混紡生地の違いも合わせて確認しておきましょう。

Tシャツに合った適切なプリント方法を選択しよう

オリジナルTシャツ等のオリジナルグッズの作成・販売にインクジェットプリント(DTG)とシルクスクリーンプリント(シルク印刷)、どちらを利用するかは最終的には読者の皆さんのニーズと好みの問題になってきます。ただしプリント方法を選択する際には下記の項目に特に気を付けてプリント方法を決めることをおすすめします:

  • ブランドイメージ
  • プリントするデザインが複雑なものであるか否か
  • 必要である商品数(1枚?大ロット?)
  • 高額な投資をして在庫を確保したいか否か

最も簡単にオリジナルグッズをプリント・販売する方法としておすすめなのは、オンデマンド印刷に対応したインクジェットプリント(DTG)のプリント業者を利用する方法です。冒頭でご紹介した通り、新商品・デザインをリスクなしで気軽に導入出来、無在庫販売が可能、更に梱包・発送などの手間のかかる作業を全て省くことが出来るので、デザイン作成と宣伝等のマーケティングに専念することができる、ネットビジネスの強い味方です。また、インクジェットプリント(DTG)を利用し、昨今商品者が敏感な環境面に配慮をした面を強調したマーケティングを行うことも可能です。

Printfulのブログ記事をご精読いただきありがとうございます。ご質問等がございましたら下記のコメント欄、またはPrintfulの公式Instagramアカウントのメッセージ機能までお気軽にご連絡ください。

この記事は2019年4月に公開、以後都度最新情報に更新されています。

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