
ネット販売開始におすすめのオリジナル商品のプリントサービス5選まとめました【オリジナルグッズ販売比較】
オリジナルTシャツやオリジナルグッズを作りたい、そして個人のネットショップを開発して販売したい。しかし販売するまで、商品の発注、倉庫スペースの設置、在庫の準備など、手間がかかりそうな事ばかりだと感じてしまいますよね。
実は、オリジナル商品を販売するには在庫を持つ必要は一切ありません。
こちらの記事では、「ドロップシッピング」という概念を説明し、オリジナル商品を販売するプリントサービス業者5選をご紹介します。最後まで読んでいただいた方に「無料素材ダウンロード」もご用意していますので是非最後までお付き合いください。
「ドロップシッピング」とは?オリジナルグッズとはどんな関係?
注文を受けた商品は、第三者のサプライヤー等を経由して、直接商品を購入した消費者まで届けられる仕組みの事を「ドロップシッピング」と言います。
つまり、商品が購入されると、どこかの実店舗を問わずにメーカー側から購入者へ直送され、販売者の報酬は商品原価と小売価格の差額になります。
「無在庫転売」ご存知の方は親しみを感じているかもしれません。
しかし、無地の製品を販売しても、オリジナル商品にはなりません。また、プリントサービスに商品の製造を依頼すると、それが自分のもとに送られてくる、しかも大量注文でないと原価率が悪いですよね。
もしもオリジナル商品をネットショップで販売したいなら、ドロップシッピングサービスを提供するプリントサービスを選択すれば上記の問題が全て解決できます。オリジナルデザインのグッズは、注文が入った次第にプリント(オンデマンド印刷)され、購入者に直送されます。在庫なしで比較的に手間がかからないの21世紀を代表するオリジナルグッズを販売する方法です。
プリントサービスのどんなところがポイント?
この記事で紹介するドロップシッピングを提供するプリントサービスを選択する際、下記の条件を参考にし選択をしましょう:
- オンデマンド印刷サービスを提供
- つまりオリジナルグッズが1個からの注文は可能であるか
- 提供する商品はTシャツだけではない
- オリジナル商品を販売するなら1種類にとどまるのは勿体ないです
- ドロップシッピングサービスを提供
- 商品は工場から購入者へ直送可能であるか
- ネット上で自動見積もりが可能
- 気軽にデザインを作成しそのままスムーズにネットショップに追加できるか
- インクジェットプリント(フルカラープリント)
- 大金の版代がかかるシルクスクリーンプリントは一点ずつのネット販売には向いていないため、色数制限なしのインクジェットプリントを提供するサービスであるかも考慮が必要です
全ての条件が揃えていないと個人のネットショップでオリジナルグッズを販売するのが難しくなるので、充実したネット販売をしたい方にとってはこれらはドロップシッピングサービスの必須条件です。
それでは、プリントサービスの比較を見ていきましょう。
1. オリジナルプリント.jp
Tシャツはもちろん、それ以外にもアパレルや文房具等のオリジナル商品が作成可能なプリントサービスです。サイト上のデザイン作成ツールと豊富なテンプレート素材の利用でデザイン作成が気軽にできます。

オリジナルプリント.jpは、ECサイトの中でも有名なBASE.jpとネットショップ連携に対応しています。「ネットショップ連携」というのは、ECサイトとプリントサービスが接続されていると、注文情報が自動的に送信される仕組みの事を指します。ネットショップ側に商品が購入されるとその情報がプリント業者側に送ら、後の流れはドロップシッピングと同様です。
オリジナルプリント.jpのメリット
- 最短で注文の2営業日までの納期
- 小ロットでも比較的に安価
- BASE.jpとネットショップ連携可能
オリジナルプリント.jpのデメリット
- 海外へ配送未対応なので世界へ販売が不可能
- ネットショップ連携が完全に自動ではない(各注文を発注する必要あり)
オリジナルプリント.jpの一番の魅力は、納期が早いことです。BASE.jpとネットショップ連携が可能な点はオリジナル商品をネット販売したい方にとっては嬉しい事ですが、海外への配送が未対応なので、日本限定の販売になりがちです。
2. マイシュミ
プリントサービスで有名なプラスワンの兄弟サービスであるマイシュミはオリジナルグッズの販売に向いているプリントサービスです。デザイン作成ツールが使いやすく、自動見積もり機能も備わっていますが、オリジナル商品にでも激安が求められる現代、マイシュミのオリジナルTシャツの値段は高めです。

こちらのサービスもBASE.jp等のECサイトと合わせて利用可能ですが、注文処理が自動的ではないので、ECサイトで注文が入ると手動でマイシュミ側で発注し、購入者の住所を記入したりする必要があります。
マイシュミのメリット
- 自動見積もり
- 代行出荷サービス(ドロップシッピング)を提供
- テンプレートが豊富なデザインシミュレーター
マイシュミのデメリット
- ECサイトと連携できない
- 一点あたりの価格が比較的に高い
ネット販売をなるべく便利する事が目的なら、マイシュミはネットショップ連携ができないところがやはり難点です。マイシュミの場合、オンデマンド印刷にも対応ですが、値段を考えるとどちらかというと大ロット向けのサービスです。
3. Printful(プリントフル)
オンデマンド印刷&ドロップシッピングサービスを提供する2013年アメリカで開設されたPrintfulは、ネット販売可能なオリジナル商品210種類以上を提供の上、世界中の自社工場、または提携施設での商品のプリントはもちろん、一部施設ではカットソー(生地の裁断手縫い)サービス等も提供しています。

PrintfulはBtoB(Business to Business – 企業間の取引)を中心に、ネットショップ開業に1から100まで全ての道具を提供するプリントサービスでありながら、BtoC(個人向け注文)にも対応しています。
Printfulのメリット
- BASE、Shopify、EtsyやWix等の20種類以上のECサイトとネットショップ連携可能
- 海外へ配送可能なので日本に限らず世界中へ販売可能
- 比較的に安価、一点のみの注文のコスパが良い
Printfulのデメリット
- 一部の商品は海外のみでの製造に対応しており、日本への配送料が比較的に高い
- 現在、日本のECサイトと連携未対応
Printfulなら世界的なECサイトと連携が可能なので、ターゲット層が無限。ウェブサイトの日本語版の新設をはじめ、日本に向けて積極的にサービスを開設していく予定のある会社です。日本所在の会社と比べて少し不慣れな点はあるかもしれませんが、世界を目指すならPrintfulがおすすめのオリジナル商品販売のドロップシッピングサービスです。
4. Up-T(アップティー)
Up-Tはサイト上のデザイン作成ツールにより、Tシャツ等にデザインを加え商品を購入・販売することができる初めての方にでも分かりやすいサービスです。

オリジナルデザインを作成し商品の値段を決め、マーケットに出すだけで販売できます。価格は商品の原価+販売者が得たい報酬から利益確保が成り立つシステムです。
Up-Tのメリット
- 商品の種類が豊富
- マーケットプレイスあり
- BASE.jpと連携可能
Up-Tのデメリット
- 販売されているグッズの値段が高い
- 最低報酬金額が3000円
デザインを作成してとにかく販売したいという方にはおすすめのサービスです。しかし、ブランド知名度が個人のお店より強くないためマーケットプレイスで売るより独自のネットショップでオリジナル商品を販売する事がおすすめです。また、こちらのサービスも海外配送が未対応なため日本国内に限られた販売になってしまいます。
5. Canvath(キャンバス)
Canvathは、主にスマートフォンケースや他のケース、Tシャツ等をプリントしてくれるオリジナルグッズのドロップシッピングサービスです。こちらのサービスもBASE.jpのネットショップ連携に対応していますなので簡単にネットショップに商品が出品可能です。

Canvathは趣味程度のネット販売には最適ですが、本格的にオリジナル商品をネット販売したい事が目的なら、追加サービス(例えば、デザイン作成ツールやネットショップ連携の自動注文)がない事は少し不便だと感じられます。
Canvathのメリット
- 初心者にでも使いやすい
- ドロップシッピング中心のサービス
- BASE.jpとショップ連携可能
Canvathのデメリット
- 海外への配送が未対応
- ネットショップ連携が完全に自動ではない
- 商品の種類が比較的に少数
無在庫販売に適切なサービスですが、商品の種類が他の紹介したサービスと比べてかなり少ないため、ショップのラインアップを増やしたい時は、別のサービスと合わせて利用する事になってしまうかもしれません。商品がありすぎるネットショップも確かに閲覧しにくい場合がありますが、オプションが多いければ多いほど顧客がお気に入りの物を見つける可能性も高いですよね。
ネットショップ開業を始める際の役立つヒント
オリジナルグッズ作成や自作商品の販売を始めると、売れ行きはおそらく商品1個ずつになるかと思います。大きな話題にならなければ、商品100個が一度に売れたりする事はないはずです。従って一点のみの注文のコスパが最も良いサービスを選択する事が重要です。
商品の売れ行きが静かであっても、一つ一つを発注するのは手間がかかります。自由時間が限られている日常、なるべく手間を減らしてネットショップ管理も自動にさせたいですよね。注文が入った次第製造が始まるサービスを求める方なら、ネットショップ連携が完全に自動なオリジナルプリントサービスを選択する事をおすすめします。
こちらでご紹介したプリントサービスのほとんど(Canvathを除き)が刺繍加工も提供しています。オリジナル商品を販売するなら1種類にとどまるのは勿体ないのと同じく、1種類の加工だけでオリジナル商品を提供するのは自ら墓穴を掘るような行動です。刺繍加工がデザインの可能性も広げてくれますので、なるべく豊かな商品ラインアップを目指しましょう。
まとめ
オリジナル商品を製造してくれる企業が多く、その中のネット販売に一番向いている5選をご紹介しました。メリットとデメリットを確認し、自分が経営したいネットショップの形を想像してプリントサービスを選択しましょう。
プリントサービスを選択したら次のステップはそのいわゆるドロップシッピングサービスと接続できるECサイトを選ぶ事です。Printfulとネットショップ連携可能なECサイト一覧もぜひご確認ください。出店費無料のECサイトでも、月額プランの便利機能が豊かなECサイトとでも連携が可能です。
ネットショップを開業したいなら迷わずに挑戦してみましょう。はじめの一歩を踏みだしたら後は状況に応じて対応可能です。在庫なし販売なら在庫リスクもなしなので、とにかくはじめの一歩を!
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質問失礼致します。
現状ネットショップ連携が完全に自動なオリジナルプリントサービスはないのでしょうか?
マコ タクヤ 様
コメントありがとうございます。
ご自身で作成したショップを接続したいという場合でしたら、Printful、オリジナルプリント.jp、Canvathがいわゆるカート型のECサイトでの注文の自動処理に対応しています。販売をしたい場所や商品によってサイトをご選択いただければと思います。流れとしてはECサイト(ShopifyやBase等)で自分のネットショップを作成、ECサイト側で提供しているアプリ等を利用してオリジナル商品の生産を行うサイトと接続、という作業が必要になります。
Up-Tはマーケットプレイスなので、わかりやすく例えると楽天市場に出店しているお店の様にサイトのテナントの一部として機能するとお考えください。
マイシュミは手動注文限定です。
ご参考になれば幸いです。