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Amazonで越境EC
ECサイト 一覧ガイド マーケティング 基礎知識

Amazonを利用した越境ECについて分かりやすく解説

投稿者: 2020年 9月 16日 • 読了時間:7分

Amazonは近年、越境ECサイトとして注目されています。

多くの国のAmazonでは、自国では買えない商品が出品されており、ユーザーは外国語を理解できなくてもそのような商品を購入することができます。

出品者はその国に法人を構える必要もなく、ショップを開設するプロセスもシンプルです。

購入者は欲しいものを購入でき、販売者は海外の消費者のニーズを満たして運営できる。

双方にメリットをもたらしてくれるAmazonは越境ECサイトとしてこれからさらに成長していく可能性を秘めています。

越境ECサイトを運営する際の大きな課題は、外国語で運営するということだけでなく、決済手段、配送にも及びます。

独自ドメインサイトでこれらを管理していくには、かなりの知識、準備と作業が必要ですが、Amazonに出品をするとこれらのプロセスを短縮できます。

そして何より、どの国でも人は「Amazonという世界的なブランド」を信頼しているため、自分のお店の信用をゼロから構築する必要がありません。

それではまず最初に、Amazonで越境ECを行うための基本事項を見ていきましょう。

Amazonで出品する2つの方法

「Amazonに出品する」には2つの方法があります。誤解を避けるために、ここで簡単に両者の違いを見ていきましょう。

Amazon.co.jpに出品する

最も簡単な方法として、Amazon.co.jpに出店して海外の消費者に商品を販売することが可能です。すでに日本のAmazonに出店しているのであれば別のアカウントを作る必要もないので便利です。

この方法で海外のお客様に商品ページを見てもらいたい場合、英語ページのために英語の商品説明も用意しておきましょう。日本語のままだと、詳細を確認できずにお客様はページを去ってしまう可能性が高くなります。

Amazon.com (Amazonグローバルセリング)に出品する

本格的に「越境EC」に取り組みたいのであればAmazon.comに出店する方が効果を期待できます。その理由をいくつか見ていきましょう。

まず、Amazon.co.jpの月間ビジターが8000万人であるのに対し、Amazon.comだと5倍以上の4.5億人となります。Amazon..comに出店できれば、それだけ多くの人に商品を見てもらう可能性は高くなります。

海外のお客様の視点で見ると、日本のAmazonで買い物をする場合、Amazon.co.jpでのアカウント作成が必要になります。

日本のAmazonで頻繁に買い物をする人であれば、登録に時間を費やすのも問題ないと思いますが、アカウントを持っていない人が1回の購入のためだけに登録を行うとなると、面倒だと感じてしまう人も少なくないのではないでしょうか。

Amazon.comで販売されている場合、同サイト内の他の商品と併せて購入できるので便利です。

最後に、Amazonで買い物をしたことがある人はお分かりだと思いますが、Amazonは関連商品を推薦してくれます。

Amazon.comに出品すれば、自分の商品が関連商品として推薦されることも多くなり、より多くの人の目に留まることになるでしょう。

Amazon.comでの出品に関する詳細はAmazon出品ガイド北米編をご覧ください。また、無料のウェビナーも開催されているようなのでぜひ参考にして下さい。

Amazonヨーロッパ

Amazonグローバルセリングに登録をするとヨーロッパのマーケットプレイスに出品することも可能になります。

Amazonはヨーロッパでイギリス、フランス、ドイツ、イタリア、スペインの5つのマーケットを持っています。

  • Amazon.co.uk (イギリス)
  • Amazon.fr (フランス)
  • Amazon.de(ドイツ)
  • Amazon.it(イタリア)
  • Amazon.es(スペイン)

ヨーロッパのAmazonに出店をお考えの方はAmazonヨーロッパマーケットプレイスで販売しましょうをご覧ください。

Amazonマーケットプレイスを活用するメリット

ここで、Amazonマーケットプレイスに出品するメリットを見ていきましょう。

低価格で出品できる

北米のAmazonでは日本のマーケットプレイスと同様に小口出品と大口出品の2種類のプランがあります。

小口出品 販売1個あたり$0.99
大口出品販売個数に関わらず月額 $39.99

*いずれのプランも販売手数料が必要です。(注文成約時にのみ課金)

大口出品を選ぶと、自動的にAmazon FBAのサービスを利用することができます。

圧倒的な集客力

ウェブデータを分析する会社Similar Webが行った2020年1月の調査によると、Amazon.comの月間ビジターは4.5億人、Amazonヨーロッパの月間ビジターは2.9億人というデータが出ています。

Amazon.co.jpの月間ビジターは8000万人で、訪れる多くの人は日本人であることは言うまでもありません。

越境ECを始めたいのであれば、世界中のお客様に商品をアピールできる「Amazonグローバルセリング」ほど適したプラットフォームはありません。

初期投資は不要

現地法人設立などの面倒な手続きは必要ありません。日本から簡単に越境ECを始めることができます。

Amazon FBA(Fulfillment by Amazon)により梱包・発送作業が不要になる

アマゾンでFBA

Amazon FBA(フルフィルメント・バイ・アマゾン)はAmazonマーケットプレイスによるサービスで、月額料金を支払うと、梱包・発送だけでなく、販売、保管、注文処理、返品、カスタマーサービスのすべてを現地のAmazonが対応してくれます。

FBAを利用するには出品サービスへの登録が必要です。

FBA海外発送

FBA海外配送プログラムでは、追加料金なしで、67以上の国や地域にビジネスを展開できます。

国内のFBAを利用しているユーザーはFBA海外発送を利用することができますが、商品の原料などの理由から、国によっては発送できない商品があるので注意が必要です。

対象としている国の規制をよく理解してから販売することをおすすめします。

安全な決済システムを採用

購入者からAmazonが代金を受け取り、14日後に銀行口座に振り込みされます。

Amazonマーケットプレイスを活用するデメリット

メリットが多いAmazon販売ですが、デメリットが全くないわけではありません。デメリットについて見ていきましょう。

類似商品との価格競争になりやすい

同じ商品を扱う出品者が多ければ多いほど価格競争になりやすいのは万国共通です。

日本のAmazonや他の国内ECサイトに比べて競合ショップが多くなる可能性は低いですが、出品者の多い商品を選ぶのであれば、これから仕入れて販売しても利益が残るのか事前に確認しましょう。

手数料(販売手数料、保管手数料など)がかかる

Amazonマーケットプレイスでは、販売した各商品に販売手数料(最低販売手数料$0.30)がかかります。

販売手数料に関しての詳細はAmazon公式サイトをご覧ください。

基本成約料

大口出品基本成約料なし
小口出品手数料 $0.99/1商品

在庫保管手数料

Amazonフルフィルメントセンターで在庫の保管をしてもらう場合、在庫が占めるスペースに対して日割りで計算されます。詳細はAmazon公式ページをご覧ください。

外国語での対応が必要

Amazon.comでの言語は英語になります。英語はアメリカだけでなく、カナダ、イギリス、オーストラリア、インド、シンガポールでも使われています。

アメリカ、イギリスのような国では、隣国の非英語圏のお客様が購入する場合もあります。世界の共通語として英語で商品の説明、サポートができると、売上アップを実現しやすくなります。

Amazonで売れやすい日本製品とは?

Amazonに限らず海外から日本の商品を購入したい人が求めているものは、「日本でしか手に入らないもの」でしょう。

では、海外で入手しにくく、かつ人気のある商品は何なのか?

数年前の調査、「アメリカ、中国で人気の日本製品ランキング」では「食品・飲料・酒類」のカテゴリーが1位になっています。まず食品の例を見てみましょう。

食品類

Amazon.comで日本のスナックを売る

日本のスナック菓子は訪日観光客に人気です。特に日本のKit Katは、酒、桜、抹茶など、日本独自のフレーバーが販売されており注目を集めています。

JETRO(日本貿易振興機構)は2019年6月、ニューヨーク、ロサンゼルス、サンフランシスコの都市圏在住者576人を対象に、日本の食品に関するEC利用者の調査を行いました。

その中の1つの質問は日本のスナック菓子に関する質問で以下のような結果が出ています。(回答者数 408人)

購入経験があり、また買いたい169人
購入経験なし、買ってみたい 239人

回答をした人のうち、購入意欲が高いのは21~30歳の年齢層だということです。

米国におけるEC利用者実態調査 ―食品/飲料購入実態及び日本食品への反応―を参考

アニメ関連

Amazon キーワード

「アニメ」は本、DVDだけでなく様々なカテゴリーの商品があります。

animeという語を入力すると、sticker、face mask、poster、figure、shirtsなど、様々なサブカテゴリーが表示されました。いくつかのカテゴリーを組み合わせて「アニメ関連ショップ」をオープンするというアイディアもいいでしょう。

弁当箱

越境EC 弁当箱

越境EC徹底ガイドの成功事例のセクションでも紹介しましたが、弁当箱は海外にはないユニークな商品です。アニメのキャラクター商品、風呂敷風のお弁当包みなどは、日本的な商品として注目されるでしょう。

上の画像の左側にLuch Boxes & Bagsというメインカテゴリーの中にBento Boxesというサブカテゴリーがあるぐらいなので確実に需要があることは分かります。

Amazon 卵焼き器

弁当箱ではありませんが卵焼き器を見つけました。219のレビューが残されており評価も高い商品です。

Amazon’s Choiceというバナーも表示されており、フライパン、キッチン用品などの商品を探している人が興味を持つ可能性もあります。

Amazon.comの関連商品

卵焼き器のページに、Frequently bought together(一緒によく買われている商品)として、Amazonが他のいくつかの商品もおすすめしています。

上の画像は卵焼き器のページに表示される関連商品で、真ん中に弁当箱があります。海外ではどうかはわかりませんが、日本では卵焼きはお弁当のおかずによく使われますよね。

このように、商品は掲載したカテゴリー以外のページで表示されることもあります。これから越境ECを始める方は、関連カテゴリーも意識して商品を選ぶと、よりページビュー数が多くなることも期待できます。

どんな日本製品が人気かチェックする方法

Amazonで越境ECを開始するにあたって、どのカテゴリーの商品を出品するのかは重要な選択です。どのような商品が人気なのかリサーチしてみましょう。今回は、基礎的な方法を2つご紹介します。

Amazon.comで検索

アニメ、弁当箱の例ですでにお見せしましたが、Amazonoのサイトで検索をするやり方です。

アメリカをターゲットにしているのであれば.Amazon.comでリサーチをしましょう。他のマーケット(国)をターゲットにしているのであれば、そのサイトでリサーチを行いましょう。

Amazonでキーワードリサーチ

Googleで検索するのと同様に検索ボックスに単語を入力すると、Amazonが自動的にサブカテゴリーを提案してくれます。

上のスクリーンショットではJapaneseと入力したところ、Amazonは以下のようなカテゴリーを提案してくれました。

  • Japanese candy
  • Japanese snacks
  • Japanese mayonaise
  • Japanese pens
  • Japanese rice
  • Japanese curry
  • Japanese stationery
  • Japanese snack box

興味のあるサブカテゴリーを選択して、評価の高い商品をチェックしてみましょう。

商品選定のポイントとして以下の点を考慮してみてください。

  • 値段
  • レビュー数
  • 購入者のコメント
  • 関連商品の数

Keyword Tool(キーワードツール)で検索

Keyword Tool

Keyword Toolは、Google、Instagram、Twitter、YouTube、Amazonなどのサイトで、ユーザーが使っている検索用語を分析できる便利なツールです。

Amazonで検索されている用語をチェックするにはAmazonのタブをクリックして、興味のある単語を入力します。

例えば、上の例で使ったbentoを入力してみます。

キーワードツール

左側に表示されているのが人気のある検索用語です。右側は隠されていますが、Keyword Tool Proユーザー(有料版)のみが閲覧できるデータです。

有料版では、検索ボリューム、競合度に関するデータを閲覧することができます。キーワードは無料で閲覧することができ、これだけでも充分参考になります。

Amazonを利用した越境ECの成功事例

Amazon越境ECの成功事例

Eitas JapanはAmazon.comで日用品やホビー系の商品を販売しているショップです。以前はAmazon.co.jpや国内のECサイトで輸入品を販売していましたが、売上が振るわず他の販売ルートを模索していたところ輸出も始めました。

以前は数百件のオーダーを3人で対応していましたが、Amazonの受注管理機能を活用することで作業時間を短縮でき、2人のみで管理できるようになりました。

Eitas Japanのスタッフによると、越境販売の楽しみは、お客様が日本製品のクオリティの高さに喜んでくれること。そして、日本に居ながら異文化を感じられることだそうです。

まとめ

越境ECを始めたい人にとってAmazonはメリットの多いプラットフォームです。独自ドメインでの運営と比べて、多くの作業を簡略化することができます、

越境ECに関する他のトピックは越境EC徹底ガイドで解説していますので、興味のある方はPrintfulのブログをぜひ参考にして下さい。

ヨーロッパの小さな国、ラトビアからEコマースの魅力をお伝えするコンテンツを日々作成。Webサイトのローカライズ、YouTubeの動画コンテンツへの出演、ウェビナーの開催などを通じて、海外のEC販売のトレンドをいち早くご紹介しています。

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