日本では文化祭などの学校行事でお馴染みのオリジナルTシャツ。肌寒いシーズンには、オリジナルパーカーが活躍します。オリジナルパーカーは、弊社Printfulでも国内外から好評をいただいている人気商品。
オリジナルパーカーもオリジナルTシャツ同様に、身近な材料で手作りすることができるんです。
この記事では「できるだけ安くオリジナルパーカーを作りたい」という方に向けて、オリジナルパーカーの自作方法と作成費用、そして自作する場合・業者に依頼する場合それぞれのメリット・デメリットについて解説します。
オリジナルパーカーを作成するには、①材料を買って手作りする、②業者に依頼する、の2通りあります。
後ほど詳しくご説明しますが、手作りする場合・業者に依頼する場合のどちらにもメリットがあるため、事前に費用や作成に必要な時間、品質等をよく検討して決めるのが良いでしょう。
まず、オリジナルパーカーを手作りするときに気になるのが具体的に必要となる材料や費用ですよね。
やっぱり業者に依頼するよりも手作りする方が安い?手作りするメリットやデメリットとは?といった疑問について、こちらで解説いたします。
オリジナルパーカーを手作りするメリットは、100円ショップや文具店で調達できる身近な材料で初心者でも簡単に作れる点です。
パーカーの使用用途が学校行事やクラブ活動など大人数で使う物ならば、仲間同士で一緒に作ることで楽しい思い出にもなるでしょう。
デメリットはやはり、プリント部分の剥がれや割れ、インクが薄いなどと言った失敗のリスクです。万が一失敗してパーカーが実際に着ることができなくなった場合、パーカーそのものが無駄となってしまい、結局業者に頼んだ方が安く済んだということになりかねません。
また、自作する場合はデザインデータ作成・材料やパーカーの手配・プリント作業までの全行程を自分たちで行うため、完成日までの段取りをしっかり行う必要があります。
ここでは業者を活用する場合のメリット・デメリットを解説します。手作りも良いけれど、時間がない、手作りに自信がない、予算が足りれば業者を活用したいという方は要チェックです。
業者に発注するメリットは、なんと言っても仕上がりのクオリティ。
発注する際のデザイン入稿をしっかり行えば、あとはお任せで届くのを待てば良いので、手作りに比べると時間を大きく節約できます。数十枚規模の大量製作なら、業者に発注した方が手作りするよりもコスト削減になる場合もあります。
弊社Printfulではプリント以外にも、ワンポイントになる刺繍を入れることもできます。プリントとはまた違う、スタイリッシュな雰囲気に仕上がります。
もちろんデメリットも存在します。
業者に発注する場合は、完成品が手元に届くまで商品を見ることができません。また、業者によって納品までに数日~数週間と納期に幅があるため、発注前に納期をしっかりと確認する必要があります。
サンプル品を画面上で見られるモックアップやシミュレーターを導入している業者もあります。失敗を防ぐために、ぜひ活用してみてください。
多くの学校で秋に開催される体育祭や学園祭。涼しい時期の学校行事ではオリジナルTシャツの代わりにオリジナルパーカーが大活躍!年号や学校名を入れたり、クラスメイトの名前を入れたりすることで、クラスの一体感が生まれます。オリジナルウェア製作は今や学校行事の定番ともなっています。
オリジナルパーカーは学校のクラブ活動や社会人スポーツサークルでも活用されています。スポーツチームなら、チームウェアとしてチーム名・背番号・個人名などを背面に入れればチームの団結力がより一層強くなるでしょう。
店舗や会社のスタッフユニフォーム用として、ブランド戦略にも一役買うオリジナルパーカー。店舗・会社のロゴやキャッチコピーを入れると、イメージアップや認知度アップといった効果が期待できるでしょう。
音楽ライブやフェスなど屋内外イベントで、イベントスタッフがオリジナルパーカーを着ているところを見たことはないでしょうか?ひと目見るだけでイベントスタッフとして認知されるオリジナルパーカーには、イベント名やロゴを入れることでイベントのみならず、企業のキャンペーン強化にも役立ちます。
個人の方でも、アーティストやアイドルのライブでは自作パーカーを作って参加する人も多いようです。
認知度向上を目的として展示会やイベントで来場者に配布するノベルティ。ノベルティにはコットンバッグやタオル、Tシャツ等が定番ですが、オリジナルパーカーもまたイメージアップに効果的です。
世界に一つだけのオリジナルデザインはプレゼントを特別なものに変えてくれます。誕生日プレゼント、結婚記念日、バレンタインデー、還暦祝い、友達の結婚祝いなど、次の贈り物はどうしようか迷っていたら、部屋着としても年間を通して着用できるオリジナルパーカーはきっと喜ばれるでしょう。
せっかくオリジナルパーカーを自作するなら、形や種類にもこだわりたいですよね。
パーカーには、大きく分けて2種類あります。パーカーの種類によって、どの部位にデザインを置くかなどが変わってきますので、オリジナルデザインとパーカーそれぞれがより引き立てられるように考慮すると良いでしょう。
「プルオーバー(英:pullover)」は、頭から被るタイプの衣服を意味します。プルオーバータイプのパーカーは前後に開きがないデザインで、どんなボトムスとも合うシンプルなスタイルが演出できます。ジップアップパーカーに比べて、プルオーバータイプは熱が逃げにくい分、保温性にも優れています。
ファスナーで開け閉めできるジップアップタイプもパーカーの定番アイテム。着脱のしやすさが大きなメリットで、一年を通してアウターとしても使えます。
オリジナルパーカー作成の際には生地選びも重要です。用途に合わせてぴったりな生地を選びましょう。
春から冬までオールシーズン着られるパイル生地は、タオルにもよく使われる輪っか状の糸が織り込まれた生地です。軽い・柔らかい・着心地が良い、といったメリットから、夏場のレジャーやスポーツ、夏の冷房対策にも適しています。デメリットは、輪っか状のループ部分に引っかかると糸がほつれてしまうことがある点です。
肌寒い秋冬におすすめなのがフリース生地のパーカーです。メリットは、ふわふわとした柔らかい肌触りと高い保温性。デメリットとしては、起毛部分が水分を吸収するため、洗濯後の乾燥に時間がかかる点、コストがパイルに比べて高い点が挙げられます。
次にオリジナルデザインの作成です。デザイン作成には、手書きとデジタルでのデザイン作成の2通りがあります。
オリジナリティ溢れる自作のイラストや子供が描いた絵などはぜひデザインに取り入れたいですよね。手書きのデザインは手作り・業者に発注する場合のいずれも、手書きデザインをスキャナーで取り込む、またはデジカメやスマホの写真データを利用してデザインを作成します。
パソコンやスマホ、タブレットをお持ちの場合は、Photoshopやイラストアプリを使ってデザインするのも良いでしょう。子供でも使えるようなお絵描きアプリもあります。
弊社Printfulでも、デザインが初めての方でも簡単に使えるデザイン作成ツールをご用意しています。完成品イメージもモックアップ作成ツールで確認できるため、失敗するリスクも軽減します。
デザインが決まったら、いよいよプリント作業に入ります。プリント方法は大きく分けて2通りあります。
ステンシルプリントとは、自作のデザインにくり抜いたシートを布などに当て、その上から塗料を塗る転写技法です。くり抜くステンシルシートは100円ショップや文具メーカーからも販売されていますが、市販のクリアファイルでも代用できます。塗料やステンシル用スポンジも同様に100円ショップ、文具店で購入できます。
もう一つのプリント方法は、アイロンプリント。作成したデザインをデータ化し、自宅のプリンターでアイロンプリントシートに印刷後、アイロンの熱で布に転写するという方法です。アイロンプリントシートは100円ショップでも販売されていますが、市販の文具メーカーで販売されているアイロンプリントシートには洗濯に強いものや、光沢のあるもの、化繊用など品質の高いシートも揃っています。
最後に、業者に発注する場合は自作する場合とどのような違いがあるのか見ていきましょう。
最も一般的なプリント方法は、シルクスクリーンプリントです。シルクスクリーンプリントとは、日本語で「孔版印刷」の一種で、上の画像のように孔の空いたメッシュ状の版に塗料を落として印刷する方法で、Tシャツなどの生地プリントに使われています。
インクジェットプリントは、プリンターで色を直接吹きかける方法です。特徴としては、写真のような鮮やかな色合いに仕上がるため、写真やグラフィック・グラデーションなどカラフルなデザインに最適です。また、小ロットでの製作にも向いています。
昇華転写プリントとは、デザインを転写シートに印刷した後に高温の熱で昇華インクを気化させ、インクを製品に浸透させる印刷方法です。ポリエステル素材が含まれている物にインクが定着するため、生地へのプリントの場合、昇華転写プリントはポリエステル素材に限定されます。
業者にプリントを依頼すると、大量数を注文しなければいけないと思う方も多いのではないでしょうか?しかし、一部の業者では最低ロット1枚からでも発注できるんです。手作りも良いけれど、クオリティも諦めたくない、せっかく作るなら長く着たい、という方は小ロットでも注文できる業者がおすすめです。
イベントやプレゼント用に作成するなら、納期や見積りも忘れずにチェックしましょう。配送までにかかる日数は業者によってさまざまで、中には短納期で受注してくれる業者もあります。
DIYが趣味という方でない限り、オリジナルパーカーを作るのは初めてという方がほとんどだと思います。失敗を避けるために、以下のポイントに注意していきましょう。
ステンシルプリントの場合は、プリントする部分の内側に裏にインクが移らないように新聞紙などの紙や下敷きを入れましょう。ステンシルがずれないように少しずつスポンジや筆で色を載せるのもポイント。また、ステンシル用塗料の中には熱処理が必要なものもあるので、乾燥作業もしっかり行う必要があります。
アイロンプリントシートを購入する際は、必ず自宅プリンターに対応する製品を買いましょう。
使用するアイロンも要チェック。底の部分が平らでなくカーブのあるものだと熱が均等に行き渡らなくなってしまうので、必ず底が平らのものを選びましょう。アイロンプリントシートによって耐熱温度も異なるため、アイロンの温度設定にも注意が必要です。
老若男女問わず使えるオリジナルパーカー。あなただけのデザインは、きっと誰かに見せたくなってしまうに違いありません。
手作りするのも、プロに任せるのも、それぞれのメリットがあるため、予算や納期、品質などをよく検討して決めていきましょう。
Printfulでは前面・背面だけでなく袖部分へのプリントや、ワンポイントとなる刺繍入れにも対応しています。オリジナルパーカーのページや公式Instagram掲載のデザインを参考にしてみてくださいね。
著者:Yukari Kato 読了時間:10分
著者:Yohei Ishiguro 読了時間:4分
Yohei Ishiguroさんが2021年3月24日に投稿
Yohei Ishiguro
ヨーロッパの小さな国、ラトビアからEコマースの魅力をお伝えするコンテンツを日々作成。Webサイトのローカライズ、YouTubeの動画コンテンツへの出演、ウェビナーの開催などを通じて、海外のEC販売のトレンドをいち早くご紹介しています。
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読了時間:8分 2021年3月24日
著者:Yukari Kato 読了時間:10分
著者:Yohei Ishiguro 読了時間:4分
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