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はじめてガイド

刺繍入りオリジナルキャップ・帽子への刺繍図案&デザインの作成方法【はじめてガイド】

刺繍入りオリジナルキャップ・帽子への刺繍図案&デザインの作成方法【はじめてガイド】
Yukari Kato

著者:Yukari Kato

読了時間:10分

ファッションを一層引き立てるなら、大胆で簡潔なメッセージが施されたオリジナルキャップ・帽子はおしゃれな選択です。

オリジナルキャップ・ハットはコーディネートにアクセントを加えられるのはもちろん、ネットショップ向けにオリジナルTシャツ以外のアパレル商品のバリエーションを増やすことも出来る優れもの。ただオリジナル刺繍キャップとは一体どのように作られているのか初めての方なら気になるものですよね。

こちらの記事では、一般的に名の知れた帽子(キャップ/ハット)の種類、刺繍デザインデータ入稿の際に失敗しない刺繍デザインの作り方、さらにはオリジナルキャップのサンプル注文の方法など、刺繍入りのオリジナルキャップを作成する為の基本をご紹介します。

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帽子の種類を選ぼう

帽子のコーディネートは万人受けしないものという先入観をお持ちの方も多いのでは。そんな心配は要りません。オリジナルデザインが施せるキャップ・帽子のオプションはたくさん存在します。以下に代表的な人気商品の一覧と、ネットショップ販売におすすめをしたい理由をそれぞれご紹介します。

スナップバック

スナップバックとは一体どんな帽子?といまいちピンとこない方なら、巷で一番人気の型であることをまず頭に入れておきましょう。あなたのショップや、日々のコーディネートに取り入れる価値大の商品です。

snapback
出典: Printful

スナップバックは5つまたは6つの型を組み合わせて作られ、平らなつば(ブリム)と、キャップの後ろにアジャスター機能がついているのが特徴のキャップです。元々はベースボールキャップから派生したものですが、現在ではスナップバックは都会的で、若々しいスタイルを象徴するシンボルとして君臨しています。

オリジナルの刺繍デザインを利用したいなら、スナップバックはぜひ候補に入れたい商品。スナップバックは顧客の注目を集めやすい商材なのに加え、複雑なデザインが施しやすい商品でもあります。

ダッドハット

若年層がターゲット層でない場合は、ダッドハットというもう少し大人っぽい選択肢も存在。このタイプのキャップは通常丸みを帯びたつば(ブリム)が特徴で、シンプルなデザインにマッチします。

dad-hat
出典: Printful

このタイプのキャップは万人受けし、Printfulでは売れ筋商品の一つに君臨しています。特に決まったターゲット層に絞られていないので、気に入ったオリジナルの刺繍デザインを選べば気軽に販売が開始できるのが利点です。

メッシュキャップ

メッシュキャップはメッシュ素材の型を利用しドーム型に少し張り出しているのデザインと、平らなつば(ブリム)が特徴のキャップでトラッカーキャップとも呼ばれます。このキャップの歴史は個性的で、元々は様々なイベントで宣伝目的で配布をされたことが始まりです。

trucker-hat
出典: Printful

2000年代初頭からはファッションアイテムとして台頭するようになったメッシュキャップ。元々の役割とは違った部分で日の目を見るようになりましたが、現在でもこのメッシュキャップは企業の宣伝目的として利用されることも多く、大ロット注文にとても向いている商品です。

ニット帽

寒い気候の地域にお住いの方なら、快適さがスタイルに勝ることもよくありますよね。そんな時はニット帽が大活躍するはずです。

beanie
出典: Printful

ニット帽は暖かく快適。オリジナルデザインを年中取り入れることが出来るのはもちろん、クリスマスプレゼントにもぴったりの商材です。ニット帽のてっぺんに「ポンポン」がいるかいらないかの大論争が顧客間で湧き上がるかもしれませんよ。

バケットハット

世の中が溢れんばかりの種類が存在するベースボールキャップにファッショニスタな方々が飽きてきたところに颯爽と登場したのが、この釣り人が被りそうなこの帽子、そう「バケットハット」です。

bucket-hat
出典: Printful

バケットハットは元々釣り人がかぶる帽子として生まれました。それが現在ではファッションアイテムとして大流行し、世界中の芸能人、海外セレブ、モデルが着用するように。2021年もなお流行の流れは続き、定番のアイテムとなりつつあります。

もしも流行に敏感な顧客を抱えているショップのオーナーの方なら、この帽子は刺繍入りのオリジナルキャップのラインナップに必ず加えたい商品です。

サンバイザー

スポーツ愛好家なら欠かせない商品といえばサンバイザーでしょう。テニス等の屋外イベントでよく利用される商品で、この頭頂部が隠れない帽子は顔を日差しから守るためという機能性を最優先に作られています。

visor
出典: Printful

デザインを考えるのであれば、スポーツをテーマにしたグラフィックデザインなどを使用して、アウトドア好きの層に訴求をするのが売上アップには有効です。

まだどの帽子の種類を選べばいいか悩んでいる?最終的な選択は、あなたの好み、ブランドのイメージ、そしてお持ちのオリジナルデザインとターゲット層に最も合った商品を選ぶことが重要です。

刺繍加工に適したデザインを作成しよう

おしゃれな刺繍入りのオリジナルキャップデザインの作成方法で失敗しないコツをこちらの項目で伝授します。

多くのショップオーナーの皆さんが繰り返し犯すミスといえば、一つのデザイン(例えばTシャツにとても映えるデザイン)をそのまま帽子の刺繍図案として使用することです。デザインの内容にもよりますが、この選択が大きなミスに繋がることも。

刺繍を利用した製品は、インクジェットプリント(DTG)を利用したプリント製品とは大きく異なる性質を持ちます。その為、刺繍図案のデザインを作成する際は、全く異なったデザインのアプローチが必要となるのです。こちらの項目では、刺繍入りオリジナルキャップをデザインする際に押さえておきたい大事な基礎知識をご紹介します。

また、刺繍デザインを入稿する際は、Printfulのコンテンツガイドラインに沿ったものであることを忘れないように気をつけましょう。

刺繍デザインはシンプル、ミニマリストを心がけよう

ミニマリストなデザインは顧客に大きなインパクトを与えることが可能です。シンプルなデザインは刺繍加工がしやすく、最終的なデザインの仕上がりも高品質です。例えば、シンプルなデザインに最小限のディテールを施す場合なら、黒地のキャップに、白の糸を利用した刺繍を施すのがとても有効です。

刺繍デザインを施すのが難しくなるので、サイズの小さい複雑なデザインは避けるのが無難。一般的な2D刺繍の場合、デザインに必要な最低の厚みが1.3 mm (0.05インチ)、最大の厚みが12.5 mm (0.5インチ)です。3D刺繍の場合は、最低の厚みが5.1 mm (0.2インチ)、最大の厚みが12.5 mm (0.5インチ)です。また3D刺繍の場合は、それぞれのデザインの間に最低でも1.3 mm (0.05インチ)の間隔が必要になります。

Printfulのデザイン作成ツールには、文字テキスト機能が備わっているので、2D刺繍の文字テキストのデザインを簡単に作成することが可能です。無料で利用可能なフォントが25種類以上揃っているのはもちろん、デザインのサイズが小さすぎる場合は「テキストが小さすぎる為刺繍加工ができません」と警告をしてくれる便利な機能も備わっています。

Printfulデザイン作成ツール キャップ
出典: Printful

刺繍入りオリジナルキャップにおすすめのデザインとは?シンプルさを貫き、大胆なデザインに太字のラインを利用するのが成功の秘訣です。

使用する色の数を考えよう

刺繍図案を考える際に、複数の色の糸を利用すると、オリジナルキャップのデザインが引き立つので顧客の注目を集めやすくなります。

複数の色を使用する場合は、刺繍のデザインがきちんと表現されるようにデザインのサイズを考えましょう。一例として下記のオリジナルキャップの画像をご参考ください。

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使用可能な色数は制限されている点にご注意ください。合計15色の糸をご用意していますが、全ての刺繍の種類の各デザインで糸の使用可能色数は6色までに制限されています。

刺繍のタイプを選ぼう

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(画像の出典: Rhinodillo Designs)

3D刺繍:刺繍全体が立体的な厚みのあるデザインのタイプです。上記の画像では、白の糸を利用している部分に3D刺繍が利用されています。このオプションを選択する場合は1.50ドル(約170円)の追加料金が必要です。

2D刺繍:帽子に平らなデザインで刺繍を施す加工です。上記の画像では赤い糸の部分が2D刺繍加工が施されている箇所です。

刺繍加工一覧

刺繍の種類

 

※3D刺繍はTシャツやパーカーなどの衣類には対応していません。

刺繍は対称デザインを保とう

オリジナルキャップのデザインを作成する際は、絶妙なバランスの確保がとても重要です。

刺繍デザインを実際にオリジナルキャップに施す場合は、メインのデザインを中央下部に置き、そこから細かいデザインを広げていくのがおすすめです。デザインが一方に偏ったキャップは好まれないので、オリジナルデザインを中央に置くのは必須です。

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サイドにも刺繍デザインを施そう

オリジナルキャップを更に引き立たせるなら、キャップのサイドにご自身ののオリジナルロゴを小さく施すのがポイント。理想の選択としては、オリジナルブランドのロゴや、ブランド名のイニシャルなど、サイドに収まる小さなデザインがおすすめです。帽子のサイドに施せる刺繍加工は2D刺繍のみで、3D刺繍は利用できません。

帽子の両サイド、もしくはどちらか片方のみ、どちらにも刺繍を施すことが可能です。ちょっと冒険をしてみたいなら、正面に一切デザインを施さずに、サイドのみに刺繍のデザインを施すということも可能です。それぞれの加工の料金一覧は下記の通りです。

  • 片方のサイドのみにデザイン(正面にデザインなし): 基本料金
  • 両サイドにデザイン(正面にデザインなし): 基本料金 + 3ドル(336円)
  • 正面デザイン&片方のサイドにデザイン: 基本料金 + 3ドル(336円)
  • 正面デザイン&両サイドにデザイン: 基本料金 + 6ドル(672円)

刺繍デザインを作成しよう

刺繍加工に利用されている機械は、その他のオリジナルプリント商品に利用されているプリンターとは全く異なる手法でデザインを読み込んでいます。その為、刺繍図案を保存する刺繍データの作成も、プリント商品の印刷データとは異なった手法で作成が必要になります。

刺繍デザインのデジタル変換が必要であることを覚えておこう

刺繍デザインの商品製造を行う際、まずは刺繍デザインを、Printfulの刺繍加工の機械が読み込めるデータに変換をします、この一連のプロセスを「デジタル変換」と読んでいます。

刺繍図案をベクタ形式(AI、PDF、EPSが最適なフォーマットですが、PNG形式も高画質の場合は利用可能です)でPrintfulへ入稿すると、追加料金で刺繍図案を「デジタル変換」します。一度デジタル変換をすればそのデザインは何度でも利用可能ですが、新たな刺繍図案を入稿する際はそれぞれに異なるデジタル変換されたデータが必要になります。同じデザインの場合でも一度3D刺繍のデザインでデジタル変換をしたデザインを、2D刺繍で利用したい場合、再度、刺繍図案のデジタル変換が必要です。

オリジナルキャップの刺繍可能範囲を把握しよう

オリジナルデザインのサイズは選択をした帽子の種類ごとに決まっている刺繍可能範囲によって変わってきます。ハイキャップ(高さのあるキャップ)の場合は、デザインを施せる部分が大きく、ジェットキャップのようなローキャップ(高さの低いキャップ)の場合はデザインを施せる範囲が狭まります。

下記に帽子(キャップ・ハット)、ニット帽のわかりやすいデザイン可能範囲の図をご用意しましたのでご参考ください。:

刺繍可能エリア

Printfulの帽子の取り扱い商品一覧もぜひご確認ください。価格には刺繍加工の料金がもともと含まれている明瞭価格です。ただ、3D刺繍、サイドにデザインを施す場合は追加で料金が発生しますのでご注意ください!

デザイン作成&刺繍データ作成ツールを利用しよう

刺繍データをどうやって作ればいいかわからない?そんな時はPrintfulのデザイン作成ツールをお試しください!

Printfulデザイン作成ツール ニット帽

Printfulはプリント業界で初めて、デザイン作成と刺繍データ作成を一括して行えるツールの提供を始めました。この「デザイン作成ツール」を使えば、オリジナルキャップをとても簡単にデザインできます。さらに、文字テキスト機能もツールに備わっているので、文字テキストを利用した2D刺繍図案を、ツール内で一括して作成することも可能です。

試してみたくなった方は、刺繍デザインの基本が学べる動画と、刺繍の基本ガイドのページをぜひご確認ください。

また、2021年よりPrintfulは国内での刺繍加工サービスを開始しました。さらに6種類のキャップニット帽も国内で製造をスタートし、これまでより一層早くお客様に商品を届けできるようになりました。

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刺繍入りオリジナルキャップの注文方法

Printfulで商品を注文する際は、まず最初にアカウントの作成が必要です。一度アカウントを作成したあとに、個人向け注文を選択、またはネットショップと同期をします。その後に注文の作業に進むことが可能です。

  1. Printfulのアカウント管理にアクセスし、右上にある「新規注文」をクリック。
  2. 「サンプル注文」を選択しましょう。この項目を選択すると、20%割引、並びに一部地域への無料配送が利用可能です。
  3. デザインを施したい商品カテゴリーを選択。「キャップ/ハット」を選択してください。
  4. オリジナルデザインを施したい商品のモデルを選択。
  5. 色を選択。
  6. ご自身で作成したオリジナルデザインを入稿、または文字テキスト機能を利用して刺繍デザインを作成。それ以外にもサンプルグラフィック一覧に用意されている無料デザインを利用することも可能です。デザインをドラッグして移動させ、サイズを変えたりしながら、お好みの位置に配置しましょう。その際にはデザインの画質(DPI)にはお気をつけください。ツール内に「良い」と表示されていればデザインの画質は適したものです。
  7. 刺繍加工を 2D 刺繍加工または 3D 刺繍加工から選択します。
  8. 刺繍糸の色を選択
  9. 「続行」をクリックし注文内容を確認、配送先の住所に誤りがないか確認した後、注文作業を完了させてください。

デジタル変換の料金は、デザインの種類と配置によって異なります:

  • 標準デジタル変換料金:¥700
  • デザイン作成ツールのテキストツールで作成されたデザイン:¥450
  • 帽子の背面または側面のデザイン:¥350

既にデジタル変換されているサンプルグラフィックを使用しない場合、注文にはデジタル変換の料金が追加されます。その後、デジタル変換されたデザインデータがライブラリに表示され、以降は追加料金なしで同じデザインデータを使って注文を行うことが可能です。

刺繍オリジナルキャップを世界中で販売しよう

注文が完了したら、あとはPrintfulからご自身が注文した刺繍入りオリジナルキャップが届くのを待つだけです。実際に商品の品質を確認し納得ができるものであれば、ネットショップへオリジナルキャップを追加し世界中に販売する準備は万端です。ファッションECサイト運営の仕方もブログ記事でご紹介していますのでぜひご参考に。

刺繍デザインのルールに関してもっと知りたい?そんな時はコメント欄までぜひご質問をお寄せください。また、刺繍デザインのガイドラインもご確認ください。

Printfulのブログ記事をご精読いただきありがとうございます。ご質問等がございましたら下記のコメント欄、またはPrintfulの公式Instagramアカウントのメッセージ機能までお気軽にご連絡ください。

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Yukari Katoさんが2019年1月15日に投稿

Yukari Kato

メディア業界での経験を経て、ヨーロッパでMBAを取得。eコマース、デジタルマーケティング、Printfulのコツや活用法など、最新情報をお伝えてしていきます。

メディア業界での経験を経て、ヨーロッパでMBAを取得。eコマース、デジタルマーケティング、Printfulのコツや活用法など、最新情報をお伝えてしていきます。

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Yukari Kato

著者:Yukari Kato

読了時間:10分 2019年1月15日

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