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年末の買い物客が集中する日本の風景
マーケティング 基礎知識 繁忙期の販促ヒント

【必見!】繁忙期のアクセス集中に備えたウェブサイトを準備する方法

投稿者: • 読了時間:9分

クリスマスや年末に至るまでの数週間や年末年始の休暇期間中は、普段よりも多くの訪問者があなたのネットショップに訪れることが予測されます。これらの期間は売上向上の絶好のチャンスなのですが、顧客がネットショップに殺到すると、ウェブサイトへのアクセスが集中し、それによりトラフィック(通信回線の利用量)が増加してしまいます。ウェブサイト上で増加したトラフィックを処理する準備が整っていないと、せっかくの売り上げも、オンラインでの評判もガタ落ちしてしまう恐れがあります。

昨年、EC業界に君臨する一部の大企業でさえ、大幅なトラフィック増加に見舞われました。ブラックフライデーとサイバーマンデーにクラッシュした多数のウェブサイトの中には、家電量販店のBest Buy(ベス・バイ)、グローバルマーケットプレイスのEtsy、衣料品小売大手のZaraなどがありました。

それにもかかわらず、米国ではeコマースの売上高は昨年108億4000万ドルに達し、サイバーマンデーにおいては過去最大のショッピングデーとなりました。

年末商戦の競争に勝つためには、eコマースシーズンの準備を早めに開始しましょう。ウェブサイトの速度を最適化するヒントを手に入れ、繁忙期のアクセス集中に備えた、ウェブサイトを準備する方法を熟知するため、このブログをしっかりお読みください。

まず最初に、ウェブサイトの表示速度とは何か、なぜそれが重要なのかを見ていきましょう。

ウェブサイトの表示速度の重要性

ウェブサイトのページ表示速度とは、Webサイトのコンテンツが読み込まれる速度と、ユーザーがコンテンツを表示・操作できる速度のことを指します。

ページ表示速度の最適化は、優れたユーザーエクスペリエンスを実現するために重要であり、eコマースでの販売においても非常に重要です。アクセスが集中するなど、ウェブサイトのトラフィックが増えると、最適化が不十分なウェブサイトでは表示速度が低下し、ページの表示速度が遅いとユーザーは離れてしまいます。

ウェブサイトのパフォーマンスとコンバージョン率(ユーザーが目的のアクションを完了する率)には相関関係があり、調査ではページ速度が速いほどコンバージョン率が向上することが一貫して示されています。つまり、ページの読み込みが速いほど、訪問者がアクションを実行する可能性が高くなります(例えば、「製品をクリック」などのアクションを完了することです)。

出典:Cloudflare

ウェブページの読み込みはどのくらい速くなるべきでしょう?理想は、まばたきする間(瞬きにかかる時間はおよそ0.3〜0.4秒ほど)にウェブサイトが読み込まれることが最適です。

実際、ECサイトでサイトの読み込みが3秒以上になると、半数以上の買い物客が離脱するという調査結果もあります。

ウェブサイトの速度は自分でテストして修正できるものです。ウェブサイトのパフォーマンスを最適化するための最初のステップは、速度テストを行うことです。

あなたのウェブサイトの速度を評価する方法

年末商戦の準備をする際、オンライン上で増加したトラフィックに対応するために最も重要なことは、ウェブサイトの速度テストを行うことです。
あなたのネットショップのパフォーマンスだけでなく、改善が必要と思われる箇所を確認するには、GoogleのPage SpeedToolWebPageTestなどの最適化ツールを使用します。

Googleはランク付けする際にページ表示速度を考慮に入れるため、これらのスコアに注意することが重要です。スコアを改善するためにできる方法をいくつかご紹介します。

ページ読み込みの最適化においてもう1つ重要なことは、ウェブサイトに更新があるかどうかを確認し、すべてのデバイスで最適なユーザーエクスペリエンスを実現することです。

在庫を確保し、ウェブの更新は今すぐ実行

前年の売上動向を見ながら、(ショップを立ち上げたばかりの場合は最近の売上を分析しながら)、年末・クリスマス商戦で売れる人気トレンド商品を予測し、販売したい商品の在庫を確保するか、販売する製品を調達するために提携する第三者サービスに連絡し、製品の在庫レベルを明確に把握しましょう。

Printfulのようなオンデマンド印刷のドロップシッピングサービスを使用すれば、在庫や配送について心配する必要はありません。 Printfulのお客様は、在庫切れまたは製造中止になった製品に関する定期的な更新情報や、代替製品の提案の通知を受け取ることができます。

ウェブサイトのレイアウト変更など、ウェブサイトの更新を導入する予定がある場合は、今すぐ(できれば10月下旬までに)行うか、年末・クリスマス商戦が終わるまで延期してください。トラフィックが増加している期間中にネットショップに大きな変更を加えると、予期しない技術的な問題が発生する可能性があります。

モバイルフレンドリーは必須

モバイルユーザー向けにWebサイトを最適化することは、多数の訪問者向けにWebサイトを準備する上で重要です。モバイルコマース(またはmコマース)は成長しており、米国でのモバイル売上高は2021年末までに3.56兆ドルに達すると予測されています。2020年、モバイルホリデーの売上は36億ドルに達し、ブラックフライデーのオンライン支出全体の40%を占め、サイバーマンデーのデジタル売上の37%はモバイルデバイスで発生しました。

一方、日本の経済産業省が2021年7月に公表した「令和2年度 電子商取引に関する市場調査」によると、2020年の物販ECにおけるスマートフォン経由の市場規模は、前年比46.1%増の6兆2,269億円でした。スマホECの比率は物販ECの市場規模の12兆2,333億円の50.9%を占め、初めて5割を超えました。スマホECの成長速度は目覚ましく、直近5年で市場規模は3倍以上に拡大しています。特に2020年の市場規模の前年比は+1兆9,651億円、物販ECの市場規模の前年比+2兆1818億円のうち、実に90.0%をスマートフォン経由での増加金額が占めました。

出典:経済産業省「令和2年度 電子商取引に関する市場調査」P.63,2021年7月

つまり、以上のデータが示すのは、ECサイトを利用する際のデバイスとして、圧倒的にスマホが多いという事実であり、スマホシフトが鮮明に表れた結果を意味します。さらなるEC事業の売上拡大には、ECサイトのスマホ最適化の重要性はさらに高まるでしょう。だからこそ、ネットショップ運営者は、顧客の「スマホシフト」という買い物習慣になるべく早く適応し、スマホ最適化したネットショップでの売り上げを増やす対策を取らなくてはなりません。

まず、ウェブサイトがモバイルフレンドリーであることを確認しましょう(Googleのモバイルフレンドリーテストで確認できます)。モバイルユーザーは、読みやすい形式で表示される、よりコンパクトな情報を認識する必要があります。その後、次の手順を実行することで、モバイルユーザーのカスタマーエクスペリエンスを向上させることができます。

  • レスポンシブウェブサイトのデザインを使用
  • ページの読み込み時間を最適化
  • フォントとボタンのサイズを調整
  • モバイル決済を有効
  • モバイルポップアップサイズを調整

最初にモバイル用ウェブサイトを設計することで、どのデバイスでもユーザーエクスペリエンスがスムーズになります。機能性を考慮し、デスクトップ用ウェブサイトでは、コンテンツや装飾をもう少し追加できます。

ウェブサイトのレイアウトを変更しない

なんでも常に最新の状態に保つのは良いことですが、年末商戦など繁忙期の直前にウェブサイトのレイアウトを変更するのは、賢明ではありません。人は製品を探して注文する際は特に一貫性を好みます。これらのプロセスに大幅な変更を加えると、顧客の不満や予期しない技術的な不具合が発生する可能性があります。

ウェブサイトを再設計する代わりに、顧客に親しみやすく、何か面白い方法で年末商戦のお買い得情報を提供することに注力しましょう。マーケティングで使用できるアイデアをいくつかご紹介します。

  • 年末・クリスマス商戦に特化したランディングページを作成し、お買い得情報を1か所にまとめる。
  • ギフト専門のカテゴリーをまとめる。例:「お父さんへのギフトアイデア」
  • 商品ページに年末・クリスマス商戦用のバナーを追加する。
  • バナーやポップアップを使用して、特別割引を紹介する。

これは、年末・クリスマス商戦の準備をよくまとめているSephoraのウェブサイトの例です。

出典:Sephora

このウェブサイトには、編集者が選んだギフトセレクションが掲載されています。商品はさまざまな価格帯にきちんと分類されており、各カテゴリはタイプ別の顧客向けに作られています。装飾はかなりシンプルですが、ウェブサイトのデザインは、はっきりとSephoraブランドとして認識できます。また、ブランドイメージに忠実であり、商品選択・購入で顧客に満足してもらえることを一番に考えていることを訪問者に認識させるウェブサイト作りをしているのが分かります。

顧客にブランドやキャンペーンを認識させるためにデザインに注目することも大切です。あなたのウェブサイトに新しいデザイン等を追加して、テストする時間を確保しましょう。デザインはビジュアル的に優れているだけでなく、機能性を保持していなければなりません。デザインに関して自問自答してみてください。例えば、キャンペーン用の画像は、顧客が探している商品へと導いていますか?販売中の商品を強調したり、顧客を新商品の紹介ページへ導きたい場合に、ウェブサイトの装飾やデザインに一貫性が無く、その効果が現れない場合は、別のデザイン戦略を検討してください。

画像を最適化する

eコマースストアの訪問者は、オンラインで買い物する際にたくさんの画像を見ることができると思っています。買い物客は次第に画像を見ることに貪欲になり、ページの読み込みが遅いと、ウェブサイトを離れてしまいます。

また、検索エンジンは画像の読み込みが遅いことを認識したウェブサイト全体の評価を格下げし、より優れた顧客体験を提供するウェブサイトを優先します。これを踏まえ、ウェブサイトを高速化するための成功事例の1つは、ページ画像を最適化することなのです。

ウェブサイトの画像サイズを調べる

500KBを超える画像は、ページ速度に影響します。画像ファイルが大きすぎる場合は、圧縮することをお勧めします。 JPEG OptimizerやTinyPNGなどのオンラインツールは、画像ピクセルの一部を削除するか、ファイルサイズが最適化されるように圧縮します。

ECサイトでは、画像ファイルのサイズを70KB未満に保つことをお勧めします。

画像が何であるか検索エンジンが理解できるようにする

これを実現するには、画像ファイル名と代替テキスト(alt属性)の2つについて考える必要があります。

ファイル名は、コンピューターファイルを識別するために使用されます(例:readme.txt)。ダウンロードすると画像ファイル名が表示されます。検索エンジンは画像の内容を理解するために検索キーワードを使用するため、検索キーワードを含んだファイル名を作成することは、画像の最適化にとって非常に重要です。

代替テキスト(alt属性)は、Webブラウザで画像が表示できないときに、画像の代わりに表示されるテキストを指定するために使われるものです。その目的は、第一に通信などの問題で画像が正しく表示されない場合に画像の意味を正しく伝えるため、第二に、視覚に障害のある方がスクリーンリーダーを使用した際に、画像の意味が伝わるようにするため、そして第三に、検索エンジンのクローラーに画像の情報を伝えるためです。代替テキスト(alt属性)は、コンテンツ全体の文脈において意味が通るように入力する必要があります。また検索エンジンのクローラーが理解するために、検索キーワードを含むことは非常に重要です。しかし、画像と関係無い内容のテキストやキーワードの羅列は、Googleでのペナルティの対象にもなりかねないので、気をつけましょう。

また、画像の最適化と同様にウェブサイトの速度に影響を与えるもう1つの要因は、ウェブサイトに特定の機能を追加するソフトウェアを追加することです。

信頼できるホスティングプロバイダーを探す

ホスティングプロバイダーの見直しは、ウェブサイトの最適化手法の1つです。ウェブサイトのホストは、特にクリスマス・年末商戦期間中などにウェブサイトのトラフィックが増加した場合に、eコマースサイトのパフォーマンスに影響を与えます。

ウェブサイトホスティングサービスを使用すると、ウェブサイトファイルをインターネット上に公開できます。また、ウェブスペース、プラグイン、セキュリティなど、ECサイトを設定・実行するためのツールも全て提供します。優れたECホスティングサービスは、ショッピングカート用ソフトウェア、支払い処理サービス、トランスポート層セキュリティ、データベースサポートなどの必須のサービスを提供します。新しいホスティングプロバイダーを使用するとウェブサイトのパフォーマンスが向上する可能性があると思われる場合は、最も重視する要素に基づいて選択することをお勧めします。

プラグインを見直す

プラグインはすべてのウェブサイトに共通で必要なコンポーネントであり、追加機能でサイトを拡張するために非常に役立ちます。 ECサイトのコンバージョン率を高め、カゴ落ち(ショッピングカートの放棄)を減らしたり、全体的に優れた顧客体験を生み出すことが可能です。

ただし、インストールするプラグインが多いほど、ウェブサイトの負担が大きくなります。 1つの複雑なアクションプラグインによって、読み込み時間を0.5秒(またはそれ以上)失う可能性があり、セキュリティの問題を引き起こすことさえあります。現在使用しているプラ​​グインを確認し、多くのデータベースクエリ、スクリプト、およびスタイルを生成するプラグインを削除しましょう。速度が低下し、機能しなくなったプラグインを削除します。サイト上に残すプラグインは、最適なパフォーマンスを実現するため最新版に更新されてなければならず、ウェブサイトのスムーズな運営に役立つものでなければなりません。

クッキーを有効にする

クッキー(Cookie)は、ウェブサイトがコンピューターを再訪問者として認識できるようにするものです。このクッキーは、郵便番号や検索情報など、ウェブサイトに足を運んだ訪問者のデータやその好みなどのデータを保存するのに役立ちます。

訪問者が新たに購入するたびにログインする必要がないのは、クッキーを有効にしているからです。顧客がウェブサイトを信頼し、そこで頻繁に買い物をする場合、訪問するたびに支払いの詳細を入力する必要はありません。

クッキーは訪れた顧客の好みも記憶します。顧客の好みを記憶することで、顧客に合わせてカスタマイズした買い物体験を提供したり、ウェブサイトに顧客が再び訪れるよう促すのに非常に役立つのは、クッキーの役目でもあります。 クッキーの別の使用法としては挙げられるは、Google Analyticsで表示または分析できる匿名の訪問者統計を収集することです。

支払い手順を最適化する

クリスマス・年末商戦のキャンペーンが開始され、商品の準備が整い、顧客がネットショップを訪れています。しかし、顧客は問題なく商品を購入することができますか?

オンライン顧客の28%は、サイトを離脱する主な理由の一つに、複雑な支払い手続きであると述べています。

ネットショップでの支払い手続きは、シンプルで直感的である必要があります。それを確認する最良の方法は、自分で調べることです。顧客にとって「時間がかかる何か」を自分で見つけてください。

単一ページで支払い手続きを設定している場合は、入力フォームが乱雑になっていないことを確認し、すべての記入欄を必須入力項目として顧客に入力を義務付けるようにする必要があります。これは複数ページに渡って支払い手続きを設定する場合にも適用するべき要件です。

出典:Qiita

プロのヒント:ページの上部に進行状況インジケーター(プログレスバー)を追加して、買い物客に注文の進行状況を知らせます。これにより、「カゴ落ち」を減らすことができます。

お客様からの質問に答える準備をする

ウェブサイトに来る訪問者が増えれば増えるほど、より多くの顧客からの問い合わせが来るはずです。それに先んじて、最も重要なコンテンツを目立ちやすい場所に配置し、顧客が問い合わせする必要がないようにします。

またコンテンツを理解しやすくし、役立つ内容にします。

また、訪問者がウェブサイトで回答を見つけられない場合は、簡単に問い合わせできるようにします。

  • お問い合わせページを作成する
  • ライブチャットを使用するか、チャットボットを有効にする
  • 顧客がダイレクトメッセージを介したコミュニケーションを好む場合に備え、SNSのアイコンをフッターに表示する

プロのヒント:顧客の質問を散発的に対応するのではなく、スケジュールで特定の時間を問い合わせの返答用に確保し、質問を一度に処理します。これにより生産性が向上し、ストレスも軽減されます。

バックアップ計画を作成する

クリスマス・年末商戦の期間中に発生する可能性のある、ありとあらゆる不具合・問題を考慮し、潜在性リスクのある問題に取り組むための複数の計画を立案しましょう。何もせずに後悔するより、あらゆる手段で安全性を確保すべきです。

サーバーがクラッシュした場合はどうしますか?データハッキングをどのように処理しますか?商品が在庫切れになった場合の計画は?すべてを予測することはできませんが、大抵のシナリオに備えることができます。

特にブラックフライデーとサイバーマンデーの週末は、必ず自社チーム全体で対応するようにしましょう。深刻な問題が起きる前に、迅速に対処できる準備をしっかりと整えていなけばなりません。

まとめ:準備はできていますか?

年末年始の繁忙期でのトラフィックの増加に早期に備えましょう。ページ速度とモバイルサイトの使いやすさは、検索エンジン最適化の重要な要素です。全てをスムーズに実行するには以下を行いましょう:

  • オンラインツールを使用し、各ページのパフォーマンスに関するテストレポートを取得し、細かな変更を加えることで、ウェブサイトの速度が大幅に向上するかどうかを確認する。
  • 在庫を確保し、重要なウェブの更新は適切な時期に実行する。
  • ウェブサイトのコンテンツを明確にし、顧客が必要なものすべてを見つけられるようにする。
  • クリスマス・年末商戦期間中にネットショップで遅延やクラッシュを引き起こす可能性のあるものに注力する。
  • うまくいかない可能性のあるものについては、複数のバックアップ計画を立てる。

ウェブサイトがトラフィックの増加に対応できるようになったら、残っている年末商戦の準備に取り組みましょう。また、今回のブログでご紹介した一連の手順を簡単に行えるようにするために、コンテンツマーケティングでのチェックリストをまとめました。来る年末商戦を勝ち抜くために、チェックリストを以下からダウンロードしてください!
年末商戦・クリスマス商戦の販売準備方法に関する特集記事もぜひ合わせてご覧ください。

日本で電気工学を専攻、エンジニアを目指しながらも、挫折⇨カナダに留学して語学力を磨き、その後ヨーロッパへ。電気機器メーカーとアパレル企業のEコマース事業で実務経験を重ね、現在は在庫ゼロで起業できるドロップシッピングを利用したネットビジネスに関する有益な情報をヨーロッパからお伝えします。

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