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越境ECプラットフォーム比較
マーケティング 基礎知識

世界の代表的な越境ECサイトを徹底比較

投稿者: 2020年 9月 9日 • この記事を読むのに必要な時間:5分

越境ECを始める場合、Amazonなどのショッピングモールサイトに出店する選択肢と独自ドメインのサイトで始める方法があります。

今回の記事では、海外の越境ECサイトに出店したい場合に利用可能なサイトを比較していきますが、その中でも、世界のEC市場規模ランキングで1位と2位に入っている中国とアメリカの越境ECサイトのランキングを主に見ていきます。

これらのサイトは大規模で集客力が抜群です。サイト比較をする前に、世界のEC市場規模の上位国のデータを見ていきましょう。

中国とアメリカは世界の2大EC市場

中国とアメリカがEC市場規模でそれぞれ1位、2位を占めますが、他の国も見てみましょう。

  1. 中国 91.4兆円
  2. アメリカ 36.3兆円
  3. 日本 9.3兆円
  4. イギリス 8.7兆円
  5. ドイツ 7.8兆円

このランキングで日本は3位に入っていますが、アメリカ、中国とは大きな差があります。この2ヵ国は人口、インターネット利用者の数で世界のトップに入っていますので、それだけ多くの人がネット上で買い物をするということは特に驚くことではないかもしれません。

人口インターネット利用者数
中国14億人9億人
アメリカ3.1億人2.8億人

アメリカの代表的な越境ECサイト

1. Amazon

Amazonグローバルセリング

アメリカで売上1位のECサイトはAmazonです。Amazonへ出店するには、日本のAmazon.co.jpに出店するか、アメリカのAmazon.comに出店する選択肢があります。

Amazon.co.jpは英語でも閲覧できますが、わざわざ.jpのサイトに来てくれる外国人ユーザーはどれだけいるでしょうか?

普段Amazon.comで買い物をしているユーザーであれば、同じサイトでまとめて購入した方が便利なことは言うまでもありません。そして、それだけ多くの人に商品を発見してもらえるチャンスがあることは数字からも分かります。

日本のAmazonの月間ビジターは8000万であるのに対して、アメリカのAmazomは4.5億の集客力を持っていますので、その違いは歴然です。

Amazon.comに出品するには、Amazonグローバルセリングに申し込みをして審査を通過する必要があります。

詳しくはAmazonグローバルセリングをご覧ください。

2. eBay

eBayで1度でも何かを購入したことがある人の数は1.8億人。世界200ヵ国の人々が訪れるプラットフォームなので、海外への販売を考えている人は利用したいサイトです。

eBayはCtoC(customer to customer)のオークションサイトとして知られていますが、メーカー、小売店などがまとめて商品を購入する際に利用するプラットフォームでもあります。

eBayに出店するにはまずアカウント登録が必要です。登録は無料なのでコストも心配せずに始められます。

eBayに出店

eBayの魅力は小さなレベルで始められること。ネットショップに限らず、オンラインビジネスは「まず始めること」が重要です。

実際に始めてみることで予期しなかった発見をすることもあります。とりあえず始めてみたい人にとって、eBayは最高の越境ECサイトです。

個人でも法人でも、サポートなしで出品・販売をすることができます。外国語に不安のある場合は、法人のみですがeBay公式の販売サポートも利用可能です。

詳しくは公式サイトのページeBayでビジネスを始めるにはをご覧ください。

3. Walmart

Walmart 越境

Walmartはアメリカでは言わずと知れたディスカウントストアで、生活必需品、雑貨、家電製品、アパレルなどあらゆる商品が揃っています。

アメリカでは店舗に足を運ぶ人も多いですが、広大なアメリカだからこそ、店舗から遠い場所に住んでいる人はネットショッピングで買い物を済ませたいという人も多いでしょう。

近年ではEC事業にも力を入れており、米Statistaの調査によると、2019年にはWalmartは「トップ100小売店」の1位に入りました。

アメリカの越境ECサイト売上ランキング

アメリカのECサイトの売上ランキングを見てみましょう。

ランキングサイト売上金額
1Amazon24.9兆円
2Walmart3.4兆円
3eBay3.3兆円
4Apple2.3兆円
5The Home Depot1.9兆円
NeriMarketingから引用

1位のAmazonは圧倒的な売上で、2位のWalmartの約7.3倍になっています。

5位のThe Home Depotはホームセンター、DIYに特化した大手チェーンで、実店舗とオンラインをうまく組み合わせて展開しています。Webサイトやモバイルアプリで注文をして、店舗で受け取りができるシステムが特徴で売上を38.6%伸ばしました。

中国の代表的な越境ECサイト

数年前話題になった中国人観光客による「爆買い」が落ち着いた理由として、中国のECサイトで日本製品を手頃な価格で購入できるようになったことが挙げられます。

以下、中国の代表的な越境ECサイトです。

1. Tmall Global(天猫国際)

中国の越境ECサイト 天猫国際

Tmall GlobalはアリババグループのECサイトで、月間のユーザー数は約7億人に及び、中国のEC市場の27.1%を占める人気サイト。中国の楽天と言っていいでしょう。

花王、マツモトキヨシなどのブランドも出店していることから、信頼のおける大企業が出店していることが分かります。

天猫国際には世界92ヵ国、約25,000の海外ブランドが出店しており商品のカテゴリーは5,100にも上ります。

2019年11月11日、世界各国20万以上のブランドが参加して行われた「天猫ダブルイレブンショッピングフェスティバル」の国別売上ランキングで日本は1位に輝きました。中国での日本製品の人気の高さがうかがえます。

天猫ダブルイレブンショッピングフェスティバル
*画像 Alibaba Japanから引用

このECサイトには天猫(国内版)と天猫国際(国際版)がありますが、国際版の方は中国で法人の設立をする必要がありません。日本の銀行口座でも出店ができます。

Tmall Globalへの出店条件は厳しく、出店保証金として$25,000を要します。Tmallの流通の約90%はモバイルECからの購入になっています。

2. JD worldwide (京東国際)

JD worldwide (京東国際)

中国市場で第2位の越境ECモールサイトであり、電化製品が特に人気です。以前は家電製品に特化したECサイトとして運営していましたが、現在ではあらゆるカテゴリーの商品が揃っている総合モールサイトになりました。

電化製品ではCannon、Panasonic、CASIO、日用品では花王、カルビーなどの日本のブランドが出店しています。初期費用はTmallと比べると半分以下で始めることができます。出店費用は$10,000になります。

「京東国際」はオンラインだけでなく実店舗も運営しています。

3. Kaola (考拉海購)

Kaolaは同じくアリババグループのブランドで、中国EC市場の24%を占めるECサイトです。

80ヵ国以上、10,000を超えるブランドの商品が販売されており、購買層の80%以上は女性、19~35歳の年齢層が多くなっています。日本製品では化粧品が人気です。

Kaolaは海外に事務所を設けて、その国のメーカーや小売店と提携して人気商品を購入・輸入しているので、商品の品質に関して消費者から信頼を得ています。Kaolaが支持されているもう1つの理由は、天猫国際、京東国際よりも価格が低いことです。

日本の有名な企業では花王、カルビーなどが出店しています。

中国の越境ECサイト売上ランキング

ランキングサイト売上金額 (2018年)
1天猫 (Tmall)36.1兆円
2京東 (JD)16.5兆円
3拼多多(pinduoduo)3.7兆円
4蘇寧易講(Suning)2.9兆円
5唯品会(VIP)2.8兆円

天猫(Tmall)は、天猫(国内版)と天猫国際(Tmall Global)があります。京東 (JD)も、京東(国内版)と京東国際 (JD Worldwide)があり、このデータは国内版と国際版のデータを合わせたものです。

国際版のサイトのみを比較すると以下のような数字になります。

ランキングサイトシェア率
1考拉海購 (Kaola)26.2%
2天猫国際 (Tmall Global)22.4%
3京東国際 (JD Worldwide)13.4%
4唯品会(VIP)12.5%
5小紅書 (RED)6.0%
我が国におけるデータ駆動型社会に係る基盤整備を参照

ヨーロッパで人気の越境ECサイト ランキング

市場規模で上位に入っているヨーロッパの国はイギリス(8.7兆円)とドイツ(7.8兆円)です。両国の代表的なECサイトをご紹介します。

イギリスで人気の越境ECサイト

イギリスのEC利用者の36%は海外のサイトから商品を購入したことがあるというデータもあり、越境ECが広く浸透しています。最も人気のあるオンラインショッピングのカテゴリーはファッションです。

ドイツで人気の越境ECサイト

ドイツではAmazonと地元企業のOttoが市場の半分を占めています。

  • Amazon.de  ドイツのAmazon
  • Otto  地元最大のECサイト
  • Zalando ファッションのECサイトで、ヨーロッパ各国の言語に対応

中国人の日本製品に対する印象

中国では日本製品は「クオリティが高い」と定評があります。

数年前JETRO(日本貿易振興機構) が行った「中国の消費者の日本製品等意識調査」という調査によると、中国人消費者が輸入品を購入する際に以下の点を重視することが分かりました。

  • 品質 69.6%
  • ブランド 58.6%
  • 安全性 56.8%
  • 価格 54.5%

この調査では、65.3%の人が日本商品を購入したことが「ある」と答えました。また、「ない」と回答した人のうち66.1%の人が今後購入したいと答えています。

まとめ

今回は越境ECを始めたい人が出店できる海外の越境ECサイトを比較してみました。越境ECサイトを始めるのであれば、ECの市場規模で上位を占めている中国とアメリカが特に重要なターゲット市場となるでしょう。
その他のトピックも越境EC徹底ガイドで取り上げていますので、これから越境ECサイトを始めていきたい人はPrintfulのブログをご覧下さい。

Yohei is a travel enthusiast originally from a land of ninjas. He fell in love with the beautiful nature and cultural scenes in Latvia and decided to call Riga as his "home" / 旅行愛好家。ラトビアの美しい自然と文化シーンに一目惚れし、現在首都のリガに在住。

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