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マーケティング基礎知識

初心者用ロゴ作成ガイド+無料ロゴメーカー6選

初心者用ロゴ作成ガイド+無料ロゴメーカー6選
Yukari Kato

著者:Yukari Kato

読了時間:7分

会社や自分のネットショップを立ち上げるためには、商品やサービスは当然のことながら、オリジナルのロゴが必要になります。そこで便利なのが、無料オリジナルロゴメーカーです。

ロゴメーカーとは、グラフィックデザイナーとしてのスキルや経験がない人でも、オンラインで簡単にロゴを作成できるツールです。当サイト、オリジナルグッズ作成サービスのPrintfulでも無料のロゴメーカーを提供しています。

今回の記事ではロゴ作成の基本についての解説に加え、おすすめの無料ロゴメーカーもご紹介します。

ロゴとは?

ロゴとは、会社やショップが社会的なアイデンティティを確立するために作成するシンボルです。フォントだけのシンプルなもの、フォントと簡単な図形を組み合わせたもの、会社が扱う商品をアイコン化したイラスト風のデザインなど、スタイルは様々です。

ロゴマークとロゴタイプ

簡単にご紹介したように、ロゴには種類があります。

ロゴマークは、会社やブランドのイメージをシンボルで表したロゴで、企業名を見なくても誰もが会社名を判断することができるものです。

この種類のロゴを使用している代表的な企業は、Apple、Nike、マクドナルド、ヤマト運輸などがあります。

ロゴタイプは、企業名、サービス名、商品ライン名などをフォントで表したタイプのロゴです。文字がそのままロゴになっているため、会社名、サービス名などが簡単に分かります。

この種類のロゴを使用している代表的な企業は、Google、ソニー、キャノン、パナソニックなどがあります。

スターバックスの最新のロゴは、人魚のイラストのみのロゴマークですが、以前はイラストとSTARBUCKS COFFEEというフォントが組み合わされたものでした。ロゴは時代によって変化することもありますので、色々なブランドのロゴを見て研究するのも面白いでしょう。

グラフィックデザイナーに依頼するか個人で制作するか

以前はロゴといえばグラフィックデザイナーに依頼するものでしたが、近年は個人で制作できるオンラインのロゴ作成ツールにより、ハードルが格段に下がりました。デザイナーに依頼する場合と個人で自作する場合のメリット・デメリットを見ていきましょう。

グラフィックデザイナーに頼むメリット・デメリット

ロゴ作成が簡単になったとはいえ、プロのデザイナーに依頼するメリットはあります。

メリット

  • デザインの品質が保証される
  • デザインを任せることで、他の作業に集中できる

デメリット

  • 外注費用がかかる
  • イメージしているデザインにならないリスクがある

個人で制作するメリット・デメリット

次に、個人で制作するメリット・デメリットを見てみましょう。

メリット

  • 無料ツールを活用すると費用をかけず作成できる
  • 自由度が高く、思い通りのデザインを作成しやすい
  • 完成後の修正などが好きな時に何回でも可能

デメリット

  • プロに外注する場合に比べ品質が下がりやすい
  • 高品質なデザインを作成するために時間をかける必要が出てくる

初心者でもできるオリジナルロゴの作り方

個人で無料ロゴ作成ツールやデザインソフトを利用してロゴを作ってみたい方のために、作成の基本的な手順を解説します。

まず、コンピューターでの作業に移る前にいくつかの点を明確にしておきましょう。

ターゲット層、業界を理解する

ロゴデザイン

ロゴは会社やショップが提供している商品やサービスの象徴です。説明しなくても、どのようなサービスや商品なのかを即座に理解してもらえるようなデザインが理想です。そのために、以下の要素を考慮して、ロゴの色、デザインなどのアイディアを出してみましょう。

  • 業界
  • ターゲット層の性別・年齢
  • 流行

ロゴの種類・サイズを決める

上記の要素を考慮してロゴのアイディアを出したら、ロゴタイプ、ロゴマーク両方をデザインしてみましょう。フォントとグラフィックが両方入ったデザインでもいいでしょう。

業界の人気ブランド、ショップのロゴやサイトを見て、共通点があれば参考にしましょう。最初は、完成作品を作るというより、面白いアイディアを出すことを心掛けるとクリエイティブなデザインが生まれてきます。

サイズに関しては、使用の用途をはっきりさせておきましょう。ロゴをネット上でのみ使用するのであれば、ウェブサイトやSNSのプロフィール用画像等だけで済むかもしれませんが、印刷物にも使用するのであれば、チラシ、ハガキ、名刺用などのサイズも考慮してファイルを作成しましょう。

小さいサイズでは特に気づかなかった点が、大きくなった時に目立ってしまうということもあります。使用を検討しているサイズをあらかじめすべて作成して確認しておくと、後で予期しなかった修正をせずに済みます。

色、フォントを決める

会社やショップなどの特定の色を定めていない場合、色の持つ意味を込めてロゴの色を決めるのもいいでしょう。参考までに、以下に色から連想される意味をご紹介します。

意味
情熱、興奮、危険
自然、裕福さ
クール、信頼感、憂鬱
エネルギー、楽しい、陽気
オーガニック、堅実、安定
ピンクロマンチック、美しい、かわいい

ほとんどの色にはポジティブな意味もあれば、ネガティブな意味もあります。赤は情熱的とも解釈できますが、注意を促すときに使われる色でもあります。青は涼しい色、信頼感を抱かせる色でありながら、憂鬱とも解釈できます。

もちろん、色だけでなくロゴのグラフィックやフォントの種類によって雰囲気が変わりますので、色の意味はあくまで参考にして、全体的なバランスを見てデザインしましょう。

フォントの太さは、太字を利用する場合、ロゴのサイズが小さくなるにつれて文字が太く感じて読みづらくなる可能性もあります。使用するサイズをあらかじめ想定して、それぞれのサイズで読みやすさをチェックしておきましょう。

初心者でも簡単!無料ロゴ作成ツール6選

Illustrator、Photoshopのようなグラフィックソフトでもロゴは作成可能ですが、これらのツールを使いこなすにはスキルと経験が必要です。近年ではブラウザー上で使える便利なクラウドツールが人気で、デザイン初心者でもロゴを作成することが簡単になりました。ここでは、特におすすめの無料ロゴメーカーを6つご紹介します。

Printful(プリントフル)

Printfulのロゴ作成ツール

Printfulは、アパレル、ホーム&リビング製品をはじめとしたオリジナルグッズを作成できる「オンデマンド印刷&ドロップシッピング(梱包発送)サービス」を提供しています。

Printfulでアカウントを作成するとロゴメーカーも無料で利用でき、一箇所で便利にグッズとロゴの作成を行うことができます。

Canva(キャンバ)

Canvaは、バナー、SNS、ブログ、ウェブサイト用のグラフィックをブラウザー上で作成できるクラウドグラフィックツールです。無料アカウントでも豊富なテンプレート、イラストやアイコンが用意されており、ロゴの作成も可能です。ネット用のグラフィックを作成する人は、アカウントを作っておいて損はないでしょう。

Adobe Spark(アドビ・スパーク)

Adobe Sparkは、ロゴ、ポスター、ウェブページ、SNS用のグラフィックなど、様々な用途に対応したグラフィックツールです。グラフィックを数分で作成し、簡単にダウンロードすることができます。

Hatchful(ハッチフル)

Hratchfulは、ECプラットフォームのShopifyが提供している無料ロゴデザインツールです。数百の業界別テンプレートが用意されており、デザインに自信がない人でも数分で簡単にロゴを作成することができます。

Squarespace Logoは、ウェブサイトビルダーのSquarespaceが提供しているロゴメーカーツールです。Squarespaceでサイトをデザインするとロゴも無料でデザインでき、ウェブデザインの知識がなくてもシンプルなECサイトの構築も可能です。

Logo Maker(ロゴメーカー)

Logo Makerは、ネットショップ作成サービスのStores.jpが運営する無料ロゴ作成サービスです。サイト登録は不要で、ブランド名とキャッチコピーを入力し、お好みのイラストやアイコンを選択するだけでロゴを数分で作成することができます。

無料ロゴ作成ツールのメリット・デメリット

ご紹介した無料ロゴ作成ツールは便利ですが、デメリットもあります。

メリット

  • デザインの経験がなくても簡単にツールの操作ができる
  • 数分で簡単にロゴを作れる
  • 商用利用もok

デメリット

  • 既に多くのユーザーに利用されているため、個性に欠けてしまう場合も
  • 多くのツールは海外運営のサイトのため、日本語のフォントに対応していない場合がある

ロゴ作成に使えるデザイン系ソフト

無料ロゴ作成ツールでなく、すべてを自分でデザインしたい場合、以下のソフトが広く使用されています。無料のクラウドツールとは違い、最初からすべて自分で制作することになりますが、その分オリジナリティも高くなります。

Adobe Illustrator(アドビ・イラストレーター

Illustratorはプロのグラフィックデザイナーの間で広く使用されているソフトで、イラストや図形を取り込んだロゴを自由自在にデザインできます。フォントをオブジェクトに変形させることもでき、自由度の高いソフトです。

Affinity Designer(アフィニティ・デザイナー)

Affinity DesignerはIllustratorに似たベクターグラフィック作成ソフトで、イラストや図形のデザインに向いています。Illustratorに搭載されている基本機能はほぼすべて備わっており、価格も通常は¥6,100でお手頃です。個人でロゴやウェブ用のグラフィックを作成したい人にはおすすめです。Illustratorとの互換性もあるので、ファイルを誰かに送る場合も問題ありません。

Inkscape(インクスケープ)

Inkscapeは無料でダウンロードできるベクターグラフィックツールで、Mac、Windows、Linuxに対応しています。無料ながらIllustratorと似た機能が搭載されており、フォントや図形を取り入れたベーシックなロゴを作成したいのであれば、十分な機能を備えたソフトです。

まとめ

ロゴは会社、ショップ、商品の象徴となる重要な役割を果たします。今回ご紹介したツールを利用して、一目見ただけで自分のブランドを連想してもらえるような分かりやすいロゴを作成してみましょう。

ロゴ作成ツールも備えるPrintfulは、オリジナルグッズの作成ができる「オンデマンド&ドロップシッピング(受注生産&梱包発送)サービス」を提供しています。オリジナルグッズの作成の他にも、ロゴも無料で作ることができ、注文処理・梱包・発送のすべてを任せることができます。

ネットショップ立ち上げ、ノベルティグッズ作成、販促用商品作成などの様々な用途にご利用ください。

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Yukari Katoさんが2021年6月16日に投稿

Yukari Kato

メディア業界での経験を経て、ヨーロッパでMBAを取得。eコマース、デジタルマーケティング、Printfulのコツや活用法など、最新情報をお伝えてしていきます。

メディア業界での経験を経て、ヨーロッパでMBAを取得。eコマース、デジタルマーケティング、Printfulのコツや活用法など、最新情報をお伝えてしていきます。

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Yukari Kato

著者:Yukari Kato

読了時間:7分 2021年6月16日

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