始める
Printfulのブログロゴ
キャップ/ハット
刺繍キャップ/ハット
オンデマンド印刷&ドロップシッピング
オンデマンド印刷 日本からドロップシッピング

ブログ / はじめてガイド / ドロップシッピング、オンデマンド印刷とは? | Printfulブログ

はじめてガイド

ドロップシッピング、オンデマンド印刷、フルフィルメント サービスとは?【ネットショップ開業】

ドロップシッピング、オンデマンド印刷、フルフィルメント サービスとは?【ネットショップ開業】
Liva Spandega

著者:Liva Spandega

読了時間:10分

Eコマース、ならびにネットショップ(ECサイト)構築、運営の世界では業界特有の専門用語に惑わされがちです。初めてのネットショップ開業の方なら、溢れんばかりのビジネスモデル、サービスの選択肢が巷に存在するので、ECサイトを比較するだけでも一苦労するはずです。また似たようなサービスを提供しているECサイトがいくつも存在しているので、ネットショップを開業し商品の仕入れをするにあたり、これらのECサイト毎の細かなサービスの違いを把握しておくことはとても大切です。

こちらのブログ記事では、ネットショップ(ECサイト)の構築、運営に便利な3つのサービスをご紹介します。

今回はそれぞれのEコマース向けサービスが実際にどのようなものなのか、それぞれのネットショップ開業時における長所、短所をご紹介します。

ドロップシッピング-梱包-発送

ドロップシッピング

ドロップシッピングとは?: ドロップシッピングとは、ネットショップを運営する際に、商品の在庫を持たずに販売をするシステムの総称です。注文を受けた商品は、第三者のサプライヤー等を経由して、直接商品を購入した消費者まで届けられます。

ネットショップ(ECサイト)でのドロップシッピングの大まかな仕組みは、例えば顧客がご自身のネットショップから何かしらの商品を購入した場合、まずショップで受けた注文はドロップシッピングの提携業者へ自動的に送信されます。ドロップシッピング業者は、販売者に代わって、注文を受けた商品の製造、梱包、商品を購入した顧客への配送を一括で請け負います。

ドロップシッピングを利用してのネットショップ開業のメリットは?

  • ビジネスを始める際に巨額の投資が必要ない: 顧客が実際に商品を注文した際のみ販売者のアカウントへ商品代金が請求される形なので、ネットショップ開業にあたり事前の多額の投資をして商品の仕入れる必要や、生産した商品が売れずに不良在庫となるリスクがない。
  • 商品の試験販売が簡単に可能: ネットショップに新商品を追加してその商品の実際の売れ行きを確認するための試験販売が簡単に可能です。
  • 新商品の追加が簡単に可能: 世界的に流行している商品が登場した際、あなたもそのブームに乗ってみたくなりますよね?あなたの手で一から商品を開発するのにはかなりの時間がかかりますが、ドロップシッピング業者を利用すれば、そういった流行りの商品もすぐに製作、販売できます。
  • 商品の選択肢が豊富: 様々なドロップシッピング業者が様々な種類の商品を販売しているので、実際に販売をする商品をリサーチする際に、ショップにぴったりな製品が必ず見つかるはずです。
  • ショップ運営に注力できる時間が増える: 手間のかかるネットショップの仕入れ作業、在庫管理、梱包、発送作業等を全てお任せできます。
  • 注文商品の生産、発送業務を心配しなくて良い: ドロップシッピング業者が全てを商品の注文処理を代行します。ドロップシッピング業者経由の発送の場合、自身で発送をするよりも商品の発送代金も安く済むことが一般的です。。
  • オリジナルブランド名義で販売可能: 多くのケースで、ドロップシッピング業者は「ホワイトラベル」(OEM生産)に対応しており、顧客が商品を実際に受け取る際にはその元の生産業者のブランド名はわからないようになっています。まるでオリジナルブランドから直接商品が届いたような形で注文が顧客まで商品が発送されるのです。

Printfulのホワイトラベルサービスに関する詳細はこちらから確認可能です。ロゴステッカー、ロゴ入りタグ等が利用可能です。

ドロップシッピングを利用してのネットショップ開業のデメリットは?

  • 注文商品の生産、発送業務を自身でコントロール出来ない: 商品の生産、管理を委託する形になるので、業務全般、サービスの水準についてはドロップシッピング業者を信頼する以外に方法がありません。注文商品の生産、発送業務、並びに商品の品質は委託をする業者次第になってきます。

業務を第三者へ委託する前に、きちんとしたリサーチを事前に行うことはとても重要です。いざ、注文が既に入ってから、ドロップシッピング業者が信頼できないということになっては大問題です。実際に利用をする前に、テスト注文を利用し、商品の品質、納期、商品の梱包状況等をしっかり確認しましょう。

  • 最終的な販売者の利益が少なくなる: 全ての注文には二つの注文会計処理が存在します。まず顧客が販売者のショップから商品を購入、その注文をそのままドロップシッピング業者からの購入という形で横流しする形になります。ネットショップの小売店頭価格と、ドロップシッピング業者の商品価格の差額が販売者の利益として計算されます。一方自身で保持している在庫を販売する場合は、顧客が支払った金額が丸ごとあなたの売上として保管することが可能です。
  • オリジナルブランドを強調することが難しい: 多くのドロップシッピング業者は、オリジナルブランドを宣伝する方法を提案していますが、それだけでは物足りないという方も多いのが現実。例えば、ブランド名義でのカスタマイズ梱包をしたい、同封冊子などの宣伝アイテムを注文に加えたいなどの要望はよく見受けられます。ドロップシッピング業者にもよりますが、こういった選択肢の幅は狭いのが現実です。また、ドロップシッピング業者がオリジナルブランド名義で販売を行うので、ご自身での商品管理が難しくなります。
  • 競争が激しい: ドロップシッピング業者を利用した商品の販売をする際は、同じドロップシッピング業者を利用した競合他社が同じ商品を販売していることを頭に入れておきましょう。そういった状況下では、あなたの商品のユニークなセールスポイントをしっかり考えることが重要になってきます。

ドロップシッピングのおすすめ利用シーンは?: ドロップシッピングの販売形態は、ネットショップ(ECサイト)のEコマースビジネスを始めたばかりで、自身で商品の在庫を抱えるような投資が難しい際に便利。この販売形態では様々な商品を試験的に販売することが可能ですが、最終利益の少なさ、並びに商品の品質、生産、発送業務の自身での管理が難しくなります。

オンデマンド印刷

オンデマンド印刷

オンデマンド印刷とは?: オンデマンド印刷(print on demand – POD)とはオリジナルデザインの商品を注文が入り次第、注文数に応じて都度印刷をするサービスです。ドロップシッピングのコンセプトと似通っており、オンデマンド印刷を利用すると、注文ごとのプリントなのでネットショップ開業の際に商品の大ロット注文をして商品を仕入れる必要がありません。

preview play-button

オンデマンド印刷を利用してのネットショップ開業のメリットは?

  • 大ロット注文の必要がない: オンデマンド印刷では、「オンデマンド」(要求に応じて)の部分が一番の売り文句です、商品の注文が入ってから1枚から印刷を行うので、結果の不透明な資金投資をする必要がありません。思ったように売れず、オリジナルデザインのTシャツの不良在庫が山積み、なんていうリスクを避けることが可能です。
  • 自身で専用プリンターを購入する必要がない: オンデマンド印刷業者では、印刷業務に関する技術的な部分を全て一括して請け負うので、ご自身でかなり高額な専用プリンターを購入する必要がありません。また商品を印刷する技術を学ぶ必要もありません。
  • オリジナルデザインを気軽に色々試せる: オンデマンド印刷ではちょっぴりリスキーなデザインも気軽に試せます。ユニークなデザインを思い浮かんだら、新商品に実際に消費者が食いつくかを試すことが可能です。オンデマンド(要求に応じて)のプリントなので、結果的に売上が見込めるがわからない商品の仕入れに多額の投資を避けることができます。当該デザインの売上が良くない場合は簡単にショップの商品一覧から削除することが可能です。
  • オリジナルデザインを簡単にカスタマイズする選択肢を提供可能: 顧客に向けたカスタマイズされた商品の選択肢を増やすことが可能でなど独自のラインナップを展開出来ます。例えば顧客の名前入りのオリジナル商品を販売する場合、オンデマンド印刷なら、Tシャツ1枚から気軽に製造可能なので、特定の名前がプリントされた商品の在庫を何枚も抱える必要がありません。

Printfulを利用の場合、このようなカスタマイズ注文を自動で発注をかけることが出来ません(自身でAPIを設定できる方を除く)が、顧客満足度の向上には大変役立つサービスであること間違いなしです。

  • 様々な商品の試験販売も可能です: デザインのみならず、同じデザインを様々な商品で試すことも可能です。Printfulの商品一覧を見れば、選択肢の多さは一目瞭然。ネットショップへの新商品の追加もわずか数ステップで完了します。既にオリジナルデザインを施したポスターを販売しているなら、同じデザインでマグカップを追加してみてはいかが?またレギンスを販売しているなら、同じデザインのリュックサックをショップに追加して、実際に顧客が食いつくか試してみてはいかがでしょう?

豆知識: 新商品、開発中の商品情報はPrintfulのウェブサイト上、新商品情報のページで確認可能です。

そんな便利なオンデマンド印刷を利用してのネットショップ開業のデメリットは?

  • 商品の生産、発送業務、品質管理に関与出来ない: ドロップシッピングを同じように、オンデマンド印刷ではご自身が商品を実際に目に触れる機会がなくその為、オンデマンド印刷業者のプリンターの品質を信頼する以外に方法はありません。このような理由から、実際にテスト注文を行い、商品の販売前に実際の品質を確認することはとても大事になってきます。
  • オンデマンド印刷業者の商品、在庫状況に左右されてしまう: オンデマンド印刷業者は異なる複数のサプライヤー(商品供給業者)と提携しています。その為商品の安定供給面で不確定な部分もあり、場合によっては商品が品切れ、取り扱い中止となってしまう場合もあります。

インクジェットプリント(DTG)、刺繍加工の商品をPrintfulで選択する場合、商品ページの在庫状況のタブをクリックすると在庫状況の確認が可能です。一例として、こちらのTシャツ(Bella + Canvas 3001)の商品ページをご確認ください。

  • 注文商品の生産、発送まで時間がかかる: 全ての商品がオンデマンド(要求に応じて)印刷されるので、注文商品の生産、発送までもともと在庫がある場合に比べて時間がかかります。製造工場の注文受付から、発送までの期間の平均はおよそ3日間、そこからさらに配送の時間が追加されます。ネットショップのオーナーが顧客対応を行う際にはオンデマンド印刷を利用しているので、もともと製造済みの商品よりも納期が長くなる旨を伝えておくのも吉でしょう。
  • 返品時の処理に注意が必要: 自身で返品ポリシーを独自に設定する際は、自身の金銭的に問題がないのはもちろん、オンデマンド印刷業者の返品ポリシーにも乗っ取った内容である必要がありますのでご注意を。

オンデマンド印刷のおすすめ利用シーンは?: オンデマンド印刷は、ドロップシッピングと同じようにショップの運営を始めたばかりの時期に最適です。またビジネスを成長させたい方や、新商品を色々試したい方にもおすすめです。オンデマンド印刷を利用すれば新しいアイデアを気軽に試すことが可能です。ただ、オンデマンド印刷を利用する際は、注文の生産、発送までの納期は、既に自身で商品の印刷をし、在庫として保管をしている場合よりも長くなります。

倉庫&フルフィルメントサービス

フルフィルメントサービス

倉庫&フルフィルメント(warehousing and fulfillment)サービスとは?: 倉庫&フルフィルメントサービス(サード・パーティー・ロジスティクス、3PLと呼ばれることも)を利用すると、お客様の商品は提携をした業者の倉庫に保管がされ、顧客から注文が入ると、商品の発送を代理で行ってくれます。Printfulではフルフィルメントサービスを、オンデマンド印刷、ドロップシッピングと併せて顧客に提供しています。このサービスはPrintfulで生産されていない商品でも利用が可能なので、基本的にどのような商品でも注文が顧客から入れば、Printfulがその商品の梱包、発送を代行し、商品の購入者までお届けします。

倉庫&フルフィルメントサービスを利用してのネットショップ開業の長所は?

  • 時間の大幅な節約が可能: 3PL(サード・パーティー・ロジスティクス)を提供している業者では、商品の梱包、発送作業を全て代行してくれるので、マーケティングや顧客対応などご自身のネットビジネスの他の要素に注力することが可能です。
  • 最小限のスペースで済む: 商品にもよりますが、ご自身の自宅やオフィスに在庫を保管する際には大きなスペースが必要です。商品を倉庫に保管しておけばこのような問題とも無縁。実は在庫管理も合理的に行うことが可能です。
  • 配送料が安く済む: フルフィルメントサービスを行っている業者は日々数百、数千もの注文を処理しているので、自身で発送を行うよりも配送料が安く済みます。
  • ビジネスが成長すればするほどコストパフォーマンスが良い: 3PL(サード・パーティー・ロジスティクス)業者は長期的に見ても、自身で人材と自前の倉庫を確保するよりも安上がりです。

倉庫&フルフィルメントサービスを利用してのネットショップ開業の短所は?

  • 小規模のショップでは利益が出ない: Printfulの倉庫&フルフィルメントサービスでは、商品の保管、注文の梱包&発送作業、配送代金の3種類の料金が発生します。利用前に毎月の顧客からの注文数を確認し、どれくらいのサービス料金が発生するかを計算しておきましょう。在庫が提携倉庫の棚に眠ったまま、料金だけが発生するなんて状況にならないように気をつけることが大事です。
  • 自身での商品管理が難しくなる: 自身の場所で在庫を保管している場合はいかなる際でも自身で対応が可能です。3PL(サード・パーティー・ロジスティクス)は、ご自身が管理をするように対応をしてくれる、100%信頼の置ける業者を選択しましょう。

このような理由から、Printfulの倉庫で商品の在庫をお預かりする前にどのような商品を保管したいのかを確認を行っています。Printfulではきちんと問題無く保管が可能であることが確認できた商品のみを保管しています。

  • 商品を移動する際に手間がかかる: もちろん3PL(サード・パーティー・ロジスティクス)を提供している業者は在庫が少なくなった時にあなたにお知らせをしてくれます。ただ、品切れになる前に倉庫へタイミングよく商品を補充をするのは至難の技。自身で商品を倉庫へ発送するか、他の場所から移動をする必要が生じます。在庫補充の方法に関わらず、安全かつ確実な方法で倉庫への発送を行う必要があるのです。

FinancesOnlineの記事で、Printfulは2018年度Eコマース向けのフルフィルメントサービスを行う業者、ベスト20(英語)に選出されました。

倉庫&フルフィルメントサービスのおすすめ利用シーンは?: 倉庫&フルフィルメントサービスは、既にある程度ビジネスが軌道に乗っており、一定量の注文数を承っている方にとても便利なサービスです。時間の大幅な節約が可能なので、ネットビジネスの他の分野へ注力をすることが可能です。

オフィス

Eコマースの知識を利用してネットショップを開業しよう

こちらの記事で、ドロップシッピング、オンデマンド印刷、倉庫&フルフィルメントサービスを利用してのネットショップ開業がどのようなものかお分りいただけたかと思います。次はEコマースの扉を開けネットショップ開業をするなら今がチャンス。実際に行動に移す前に、一体何を具体的にしたいのか、ゴールを明確にすることが重要。もしもそのビジネスを本気で始める準備ができたなら、Eコマースのビジネスをサポートするサービスはたくさん存在します。Printfulを選ぶにしても、他の業者を選ぶにしても、事前にしっかりとしたリサーチを行いましょう。ビジネスを始める上で、信頼出来るパートナーを選ぶことは、今後を占う大事な選択なのです。

ドロップシッピング、オンデマンド印刷、倉庫&フルフィルメントサービスに関してさらに知りたい?実際のEコマースでの体験をシェアしてみたい?そんな時はコメント欄までお気軽にコメントを投稿ください。

Printfulのブログ記事をご精読いただきありがとうございます。ご質問等がございましたら下記のコメント欄、またはPrintfulの公式Instagramアカウントのメッセージ機能までお気軽にご連絡ください。

author

Liva Spandegaさんが2018年6月12日に投稿

Liva Spandega

Content Writer

Liva is a Content Writer at Printful. She enjoys making lists about everything and anything, starting with ecommerce tips and marketing advice and ending with the cuddliest cats and best movies.

Liva is a Content Writer at Printful. She enjoys making lists about everything and anything, starting with ecommerce tips and marketing advice and ending with the cuddliest cats and best movies.

ブログを検索

トピック

Liva Spandega

著者:Liva Spandega

読了時間:10分 2018年6月12日

Printfulとは

Printfulはオリジナル商品をオンデマンドで印刷し、ドロップシッピングで国内・世界中に発送するネット上のサービスです。オリジナルグッズを販売する夢を抱いている方にそのアイデアをビジネスに変えるサポートをしています。

  • 登録、月額無料
  • 数百種類もの商品からオリジナルグッズを作成
  • 在庫を持たずに物販
  • 世界中の顧客に販売

個人向けに商品を作成、またはオリジナルデザインを商品化させ、ネットで販売しませんか?

開始